ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

解放区

 

 

 

 

2020/10/14

 

解放区

 

毎週水曜日は、仕事とか作業を一切しないようにしています。

いわゆる、オフです。

そうでもないと、バンドをやっている限り、少なくとも「練習」と「作曲」という仕事は永遠になくならないので、どこかで区切らないと殺界に入りかねません。

1日、映画や本すら禁じて、流れに身を任せていました。最近はよく散歩をします。コーヒーを買って川辺のベンチに座り、川を眺めて揺らぐ水面の奥の魚を探し、鳥を眺めて奴らの視界と重力を思い、行き交う人を眺めては、彼らの因果を想像します。それらと共にコーヒーを一口飲むと、私の中に確かな温度を感じて、惚けたような気持ちになり、とても心地よい。

こうやって心を放逐して、森羅万象に想いを馳せて、五感をじっくり広げると、我々がホモサピエンスであるという感覚。人間というケモノであるという感覚を、少しだけ思い出せる気がします。そしてそれは、とても大事な感覚だと思うのです。

現代は、余計なモノが多すぎて、この感覚が埋もれてしまう気がします。たまにはこうして心を放ち、文字通り初心に立ち返るのは、とても良いです。オススメ。

 

とはいえ、今日は、少し寒かったのです。早めに切り上げ、ラーメン食って帰りました。

ラーメン、それは余計なモノの代表みたいな食事、イエー。

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残念ながら我々にとって余計なモノは、非常に美味しく、そして楽しい。

最高なのであります。