ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

至上エンタメ至上主義

 

 

 

 

2022/2/28

至上エンタメ至上主義

レコ発が終わり、ツアーが始まりました。これまでの製作の日々とは違い、あとはもう、宣伝をして移動してライブをするだけなので、逆に、逆に人生に余裕がでてきました。

それぞれの日程が次のライブまで1週間ずつくらいは日が空くという、結構ゆるいツアーなのでね。3月は7本といえども、それなりにしっかり生きられそうです。いや、佳境になれば大変でしょうが、今はまだ、余裕があります。

余裕があるので、昨日と今日は映画を見ていました。義務的に見るようにしていた映画も、製作期間はさすがに難しかったので、しばらくぶりの映画です。今日は「東京原発」という映画を見ていました。名前はアレですが、バリバリのエンターテイメントです。ほとんどのシーンが密室の会話劇。やはりこういうの、好きぃ。

やはり、エンターテイメントは良いです。人が人を楽しませるために、あらゆる工夫を凝らして作られた、至上の芸術だと思います。

製作者としての個性を出しながら、作りたいものを作りながら、それでも成果物は、そのほとんどを鑑賞者のために作られている。そういうモノが好きです。

作者のエゴ丸出しでエンタメを損なっていたり、逆に鑑賞者の奴隷になって個性を損なっていたり、残念ながらそういう作品になってしまっているのも世の中にはごまんとあります。否定はしませんし、その中には私も好きなものも少なからずあります。

しかし、全力で自分を込めながら、それが鑑賞者を楽しませる、そういう作品も世の中には沢山あります。自分のためと鑑賞者のため、その両立は決して不可能な事ではないのです。難しいでしょうがね、できなくはない。そのはずです。

私も、そういう作品を、そういうライブを、そういうエンターテイメントを作っていきたいと思っています。そのためには、やはりもっと色んな作品を見らねばならんのだと思っています。無論、技術の向上もですね。

頑張ります。です。さて、次は何を見ようか。