ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

その塗り潰し

 

 

 

 

2022/1/13

その塗り潰し

今日も今日とて編集作業。定期的に手足が凍るのでその度コタツによる解凍を挟みながら、また作業。作業、作業、解凍して作業。やってるうちに、コタツの熱源に手足を当てると熱すぎて逆に効率が悪いので、常に暖かいコタツの脚を握ると良い、というライフハックを自然に編み出す。これが人類の叡智よ。こうやって我々は進歩をしてきたのだ。

製作とは束縛である。期間中、あらゆる遊びは許可申請制となり、自由はなくなる。申請先は自分の良心。私の場合、良心に気遣ってそもそも申請をしなくなる。

映画や本やゲームや漫画、ドラマ、アニメにライブ、友人達とのイチャコラ、あらゆる遊びが好きな私ですが、製作期間中はやはり縛られる。もちろん、全く何もしないと死んでしまうので適度に摂取はしますが、基本的に普段と同じようには遊べなくなります。

しかし、製作期間、自分の作品を作っていると、別にそれがそこまで嫌じゃない事に、気が付く。無論、常に遊びてぇと叫んではいますが、ほとんど遊びないままに1日が作業で終わっても、そこまでの不満を抱えていない事に、製作のたびに気が付きます。

まぁ単純に、締切近いので考えてる余裕がないだけかもしれませんがね。とにかく、この作業で塗り潰される日々は、それなりの意匠を持った柄で塗り潰されており、その模様はまたひとつ、私の人生の彩りとなります。これが充実してる、という事なのでしょう。きっとね。

「仕事は嫌で、いつでも休みたいし、毎日行きたくないけど、それでも仕事ってのは悪いものではない」

って昔ナカシーも言ってました。至言ですよな。奴はたまに至言を吐く。大体自分では覚えてないですが。