ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ワタシノキョク

 

 

 

 

 

2022/11/17

ワタシノキョク

ベースの録音をしていました。なんだか夏くらいから録音ばっかりしている気がしますが、実際録音ばっかりしてるのだから仕方がないのです。嘘はついていない。

録音っても、デモの録音、プリプロの録音、本録音の3通り、私は現在ベースも弾いているので、1曲につき6回「録音しました」と言う事になります。そりゃあ多い。しかしどれも欠かせない大事なモノなので、録りまくるしかないのです。ちなみに今回のはプリプロです。

録音はやはり作業なので、中々に辛いものです。段々曲ができていく楽しみもありますが、やはり恨み辛みの方が割合としては高いです。音楽家の誰もが思う、もう俺の脳内をそのままWAVにしてくれという欲求が、録音のたびに湧き上がります。もう本当に、マジでお願いしたい。

しかし、そうやってできた音楽はやはり、私の曲じゃないのでしょうな。私の考えた曲であっても、私の曲ではないのです。私がレシピを考えた料理を誰かが作っても、それは私の料理ではないのと同じ事です。最近流行りのAIなんかも同じですね。あれはAIの絵であって、誰かの作品ではないです。

やはり私は、私の曲を作らねばならんのです。そのためには、私が手づから楽器を弾くしかないのです。私が考えた曲を、私が弾く、もしくは歌う。どれだけ大変でも、それは私がやるしかないのです。

まぁ、辛いですけどね。辛いですよ。宅録なのでタイミングを選べるのは良いのですが、逆にコンスタントに覚悟をキメなければいけない状況は決して楽ではないです。非日常との切り替わりのない、日常の中で実力を発揮しなければいけない。キツいです。しかしやらねばならぬ。私の曲を、作らねばならんのです。頑張ります。