ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

誇張ノユメ

2023/4/17

大抵の場合において、ライブの翌日というものは身心共に酸化しきっています。その心身をズリズリと引き摺りながら、昨日のライブのブログを書く、ホームページやチケット予約サイトの更新、昨日撮った動画の見返し、それらをなんとなくやったり、やらなかったりしているだけで日が暮れていきます。どれも別にそこまで重労働じゃないんですが、どうしても疲れからか、手をつけるまでが長くなってしまいます。端的に言えばサボりですね。

ホームページやチケット予約のページ、我々くらいの規模なら正味誰が見てるのかわかんねぇところですが、むしろ誰が見てるのかわからねぇ故にちゃんとしなければならない所であります。作業時代は簡単なんですが、「取り掛かる」という事にそもそも神経を使うため、実際そんなに楽ではない仕事です。毎ライブごとにやるのはひょっとしたら無為な努力なのかもしれませんが、まぁいいですよ、これくらいなら全然やります。これでも宣伝や広報に比べれば楽なもんです。

私1人の手間で、誰にも心象を害さないことなら、私はいくらでもやりますよ。どんな雑用でも引き受けますよ。それで売れれば良いんですが、まぁそれで売れるほど甘くはない浮世です。中々に難しいもんです。

ブログが終わり、サイトも更新して一息。気持ちに余裕はあったので、作りかけの曲を作っておりました。「誇張ノユメ」という曲です。なんだか皮肉に溢れた曲になりそう。そういえば夢だのなんだの歌ったことはなかったかもしれません。まぁ、そんなに縁ないことなのでね。

この歳になって、むしろこの歳だからこそ書ける詩が、実体を持つ言葉があります。10年前と今の私は違いますし、10年後と今の私も違います。今書けるものを、今吐ける言葉を、綴っていこうと思います。