ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

企画部奔走中

どうやら世間は、私の知らぬ間に世紀末と化している様です。

世の人はヒャッハーとマスクを争奪し、闇商人は堂々と暗躍する。政府は崩壊して引き篭りを推奨し、パフュームのライブは中止になる。街でモヒカンにマスク刈りをされるのも時間の問題かもしれぬ。

 

マスクの備蓄はまだあるが、トゲ付き肩パッドを持ってない私は、とても外に出る気にはなれず、家で1人で曲を作っておりました。

曲を作るのは、やはり、良い。ドラムとベースとギターを2本入れて、出来上がったものを聴く。良い。溌剌とした気持ちで、もう一度聴く。やはり良い。天才じゃないかと思いながら、何度も聞き直す。

これは間違いなく、今この瞬間、この世に生まれたものだ。他の生産者も、素材の流れも、ない、私が、私で、今、生み出したものだ。

その事が、嬉しい。

毎回毎回、もう十年になるけど、作るたび、出来上がるたびに、私は嬉しい。

 

ちょっと、また別の形を考えています。

とりあえず、私は死ぬほど、曲を作りたい。

ノンフィクションでも、もちろん曲を作るのですが、バンドとなると、中々曲を作るペースが難しい。

一度に数曲作っても、じゃあ次のライブは全部新曲で、とはできない。少しずつ、お客さんに知ってもらわなければならない。渾身の曲を作っても、披露できるのはいつになる事か。

なので、ノンフィクションではない別の形態での発表になると思われます。弾き語り、という感じでもないのでね。別に、他にバンドを組んだりする訳ではないですが。

 

まぁ、気長に、見ていて下さいな。

もちろん、バンドでも、手は抜きませんぜ。

お楽しみに。

 

 

演劇もやって、ソロもやって、ボードゲーム会もやって、もちろんバンドもやって。「どれが本気?」なんて聞かれる事もあります。

どれが本気、なぞありません。

私は、私の人生に、本気なだけです。