ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

情熱はあるのだが

2024/2/20

散らかった六畳間の壁を揺らすは、かつてのコージ君のドラム。こないだ録音したドラムの、テイクの選定をしていました。やがてくるギターやベースの本録音のため、ドラムの各パーツの鳴りやらリズムやら、ミスタッチがないか、そういうものを聞きながら判定をして、良いテイクを選ぶのです。

録音したのは2週間ほど前、ここ最近は、イイジ塾やら弾き語りやらで忙しかったので、やっとこさの着手になります。本当は録音してすぐやった方が、実際のテイクの様子を覚えているのでスムーズなのですが、少し時間を置けば先入観のない選定ができるので、これはこれで悪くはないです。時間はかかってしまいますがね。

まぁぶっちゃけ、コージ君はどのテイクも上手いので、細かいミスを探す作業がメインです。どのテイクも良いので、まぁぶっちゃけ何使っても何とかなりそうなのですが、それでも一番良いものを目指して、繰り返し繰り返し、聞き返していました。

録音に関して、私はそこそこ長くやっているとはいえ、素人に毛が生えた程度の人間です。それでも総合的に判断して、私がやるのが一番良いと考えて実行しています。しかし「だが情熱はある」のような、いつかのドラマのタイトルみたいな言い訳はせず、自分にできる事を精一杯頑張ります。今自分ができる最高のものを、作るつもりです。それはそれで、また我々のノンフィクションなのです。文字通りのね。

ドラムを終えたら、次は私のベースです。ある意味では一番の鬼門、そして疑問であるかもしれません。精一杯、やります。