ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

撤退オア敗走

2024/3/5

引き続き、ベースの録音をしていました、が、上手くいかなかったのでやめました。しばらく録ってみるもどうもしっくりこず、脳の奥もボヤけてきたので、こうなると何をやっても駄目です。どれだけ録っても、どれだけ頑張っても、どうせ後日に録り直しになります。必ずなります。私は知っています。

頑張りたい気持ちはありました、死ぬ気で終わらせる!という気持ちも沸いていましたが、全力で捻じ曲げ、やめておきました。こういう事ができるのも年の功かもしれません。昔は無理していましたし、しかも無理して録ったテイクだから、と本編に使うような事もあったかもしれません。何にせよ不健康な結末を辿る事でしょう。不健康、身体も含めて、ですね。

本当は良くないのですよ、こういう時、大抵の場合、弾き手は多少無理をしても終わらせなければなりません。スケジュールをこなさなければならんのです。基本的にひとりでやるもんじゃないですから、自分が弾けなければ、複数人の未来に悪影響を与えます。金銭も余分にかかります。なんとなくみんな不機嫌になります。なのでそういう事がないように、みなライブと同じくらいの準備をしてレコーディングに臨むのです。

しかし私は完全にひとり録音なので、いつやっても良いですし、途中でやめても良いのです。これは凄まじいメリットです。実に柔軟、フレキシブルですね。先延ばしにしたところで、未来の私がキレるだけですので、現在の私はノーダメージなのです。実に無敵です。まぁ未来目線で見れば、無敵というか今の私が敵なのですが。

言い訳を重ねる怠惰なクソ野郎に見えますが、最近再三言うように、私はベースに関しては素人なのでですね。慎重に慎重を重ねているのです。そのための自主録音でもあります。まぁご安心ください。いくら怠けようが、どれだけ言い訳しようが、最終的には良いモノを作りますよ。逆に、どれだけ頑張っても良いモノができなければそれはもう駄目です。正確に言えば、自分が良いモノと思えなければそれはもう駄目なのです。そのために頑張るのです。

この戦略的撤退がただの敗走にならぬよう、頑張ります。今日は駄目でしたが、最後はきっと上手くやります。