ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

1月26日黒幕のクロマ

私の人生には、黒幕がいる。

私は、いつも奴に邪魔をされる。私の人生を台無しにすべく、奴は奔走を続ける。私の人生の全ての失敗は、奴によってもたらされる。

そういう事に、私は、している。

 

今回も、ご多聞に、漏れない。

 

朝、は、7、時に、起きる。

が、恐れていた事が起きてしまった。

身体中を這い回る寒気と、

鉛を仕込まれたように愚鈍な脳と、

紐で縛られたような頭痛。

 


体調が、体調が、悪い。

これは、インフルかい?もしや、かい?

 


近場の予定は、、、明日は仕事、29はレコーディングの補足と、2/3の福岡のライブ。

これはまずい。今インフルに、なるわけには、いかぬ。

 


とにもかくにも、病院に行かねばならぬ。

発熱してから、12時間ほど経たないと検査ができないのは知っている。発熱は、深夜の2時頃であった。

なので、土曜日の昼2時に診察をしているという、菩薩のような病院に、行くことに、する。

 


寝床から、無理矢理身体を引き剥がし、コートを着て、鍵を取り外に出る。

 

 

 

雪、やん。

降っとる、やん。

寒いはずやん。

 


しかし、行かんわけには、いかんやん。

 


降雪を浴びながら、ペダルを漕ぐ。

気分が良くないので、明るい歌を歌いながら行く。ココロオドリながら、行く。エンジョイを、したいぜ畜生。

 


菩薩病院にイン、受け付けるやいなや、鼻に綿棒を突っ込まれる洗礼。これこれ、これが、マジで嫌なんですよ。

 


一旦戻り、待合室へ。適当に新聞でも読み、世界情勢に想いを馳せるフリをする。

名前を呼ばれたので、被告人は診察室へ、さぁ、審判が下るか。

 


判決、無罪。

インフルではありませんでした。

胸を撫で下ろす。が、同時に疑問が浮かぶ。

 


じゃあこれ、何なんだよ。

多分、風邪ではないぞ、何だこれは。

おい黒幕よ、なんだこれは。

 


思えば私は、年一くらいで、この症状は起こる。病院行っても、いつも原因は不明である。

これはなんだ。

 


まぁ、まぁ、インフルでなければこっちのものよ。処方箋を頂戴した後、景気付けにラーメンでも行こうかい。おうおう、覚悟せぇよ体内。豚骨とニンニクをお見舞いしたるわ。

 

 

 

しかし、寒すぎて、断念。

なんやこれ、寒すぎる。阿呆か、なんか、雪とか、雪やんけ、おう、なんやこれ。

家に戻りコタツへ潜り込む。

納豆と味噌汁とお茶を、濁す。

 


インフルでなくとも、体調は悪いのだ。

しかし、インフルではないのだ。

眠気もなく、中途半端なシチュエーション。グダグダと、時を過ごす。

 


あぁ、しかし、やることは、沢山、あるのに。

納期は待ってくれないのに。

ちくしょうめ。

 


悩んだが、実家にて、飯を頂き、早々に戻る。

今日は、諦めよう。早く、寝よう。

 


ということで、寝ます。

 


ちくしょうめ。

見てろよ。