ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

1月30日勝鬨を上げてやる気は下がる。

昨日深夜、サポートBa.お嬢のレコーディング終了を、4時に確認すると、私は眠りに、ついた。

 


10時半に起床。

起床してすぐ、体温計のスイッチを入れ、脇に挟む。電子音とともに取り出すと36.4度の数値。

 


勝った。

みよ、かのインフル軍は、全て我が体内に下ったのだ。

見よ勇者がうんたらみたいなクラシック音楽を脳内で流しながら、布団をはがし、バナナとお湯を食らう。

 


さて、私は仕事をせねばなるまい。

正直、このインフルエンザにて溜まった負債が多すぎる。時間的にも、精神的にも、人間関係的にもだ。取り戻すには、相応の労力がかかるだろう、もうホント嫌だが、とにもかくにもやらねばならぬ。

 


しかし、なんだ、

熱は下がったが、仕事をしようとすると、なぜ身体がだるくなるんだ。

そりゃ、病み上がりだから体力がなくなってるのは間違いないのだが。もう少し危機感とか、焦りとかね、あるべきなんだよお前には。

 


ここで無理をしたら良くない。休むべき。

 


そんなまっとうな言い訳をね、俺にくれるんじゃないよ。俺と言う生き物は、言い訳があっちゃダメなんだよ。

 


ほら、なんだかんだ今日も、あまり動かずに時が過ぎて、もう昼過ぎである。なんだろう、この自己嫌悪とは、もうそろそろ関係を切りたいのだけど、奴は甘言を駆使して私を堕落させていく。くそう。甘言が、甘い。

 


チャイムが鳴り、父上が物資を持ってきてくれる。熱は下がったので、これがラストであろう。ありがとうファーザー。

 


食べて、少し作業を進める。

正味、作業の量が多すぎて、もうそれだけでいやんなるとこあるよね。

絶望を削る作業、塵も積もれば山となる、を逆行程で行なっていく。

 

 

 

夕方、熱も下がったので、防疫対策を施し久方ぶりの実家へと向かう。歩くどころか、外出自体が3日ぶり位であり、とても新鮮である。階段を降りるときの1段分の反動ですら久しぶりに感じる。やはり人間、動かなければだめだ。

 


実家、美味い飯を頂く。

団欒とは素晴らしいものである。

そして3日ぶりほどの入浴を果たし、髭を剃り、半山男と化していた顔面が元通りのイケメンとなった。イケメンとなった。イケメンとなった。

 


実家に置きっぱなしであった自転車を3日ぶり位に漕ぎ、事務所へと戻る。

 


さて、「ノンフィクションの映像」を、作らねばならんのですよ。今回も、だいぶ遅れてしまっている。

とりあえず、全体の構成と、材料の吟味を行う。またこれが、長い戦いになりそうである。

しかしまぁ、やれば終わる。

だからやれよ私。

 


少しして、日の終わりが迫ったので、ブログを書く。この文章である。

 


書き終えて上げたら、生活リズムを元通りにするために、今日はもう眠るだろう。

 


明日の私よ、頼むぞ、貴様は何の言い訳もできんはずだ。まじで、頼むぞ。