ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

「ボーカロイド」という文化について

 

 

 

 

2020/7/22

 

ボーカロイド」という文化について

 

AIノンフィクション、発表から1日経ちまして、けっこうに、ご好評頂いております。ありがたい限りです。

U型の誤字 / AIノンフィクション
https://youtu.be/5QDSJEfbzt4

 

昨日のブログの続きになりますが、そんな訳で、何かバンドとは別の発表形態を考えていた私です。

こう見えて私、やたら硬派なイメージを持たれがちな私ですが、前々からボーカロイド文化は興味がありました。

ボカロ文化、面白いのが「歌い手(AI)に意思が存在しない」というところなんですよ。

歌っていうのは人の声です。人っていうのはそれぞれ、それまで生きてきた人生があります。

なので、すべての歌には歌い手の人生が込もっているのです。その人が歌うその言葉に、すべてに意味が込もっています(だからこそ、バンドっていうのは映えるのだとも思います)。

どんなに歌が上手くても、人生上手くいってるヤツが歌うピロウズなんぞ、作品として聴くには値しません。そんなもんです。

そして、歌が人の声である以上は、その人生を切り離すことは、不可能です。

誰かに委託して歌ってもらうのも考えましたが、「私が作った歌詞を別の人が歌う」のは、やる前から、違和感の予感がしたのです。

しかしAIには、それがない。人生がないのです。

なので、どんな人の作ったどんな歌詞でも、究極にフラットに歌う事ができるのだと、私は思います。

とはいえボカロ音楽をめちゃくちゃ聴いていた訳ではなく、音声が機械機械してしまっているのがどうしても苦手でした。

しかし、突如出逢いました、「AIきりたん」という刺客。生声の発声にあんなに近くなるなんて。しかも無料です。なんだこれ。意味がわからん。


という事で、「AIノンフィクション」製作がスタートしました。

本来なら、発表はもうちょい先、年末近くを予定していましたが、コロナ禍において加速しました。もう曲のストックもあるので、それなりにテンポ良く出していこうと思います。

宜しくお願いいたします。