ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

イッサイノー

 

 

 

 

2020/10/22

 

イッサイノー

 

有名人、著名人が「私には才能はなかったけど〜」って語るインタビューを見るたびに、イライラしませんか。私はします。

才能って、かなり細分化できるものだと思うんですよ。例えば音楽について「良い曲を作る才能」はなくても、「良いフレーズを思いつく才能」とか「良い曲名を思いつく才能」はあるかもしれない。「良い演奏をする才能」なんてのは当然別口ですし、「良い音楽を売る才能」も当然あるでしょう。

それらを全部「才能」という一単語にぶっこんで、あるかないかで語るのは、ちょっと乱暴がすぎると思うのですよ。

そもそも、才能って0か100かじゃないと思います。生まれつきのモノだから変化はしないとしても、30とか70とか、細分化してる中でバラけてると思うんですよ。その中で90以下くらいを全カットして「私には才能がない、凡人である」とか言うの、普通に傲慢だと思うんですよ。「また俺何かやっちゃいました?」に近しいモノを感じる。ムカつきませんか。私はムカつきます。

ええ私には、結構に才能はあると思いますよ。良い曲を作る自信はあります。振りかざしはしませんが、天才だとも思ってます。ただそれを上手に歌う才能はそんなにないですし、それを売れる才能は全くないです。

そんな私を、有難いことに買ってくれてる人はいますし、嬉しいことに慕ってくれる人たちがいます。多くはないですが、確かにいます。

そんな人たちを前にして「私は才能のない凡人である」なんて乱暴な物言いは、私は口が裂けてもしませんし、脳が裂けてもそんな文は出てこないです。

私のこれは、これはこれで傲慢だと思うし、嫉妬と言われりゃそうですが、私は、言い続けますよ。

私には結構に、才能はあります。