2020/12/11
残された朝
「マーダーミステリー」なるものに触れてきました。リアル脱出ゲームと、ボードゲームと、TRPGの融合と言えば、わかる人にはわかるでしょう。そんなゲームです。
数々のミステリー小説を読んできました。色んな推理ボードゲームをしました。逆転裁判もやってきました。しかしその物語の中のキャラクター、いわば当事者になる事は初めての出来事でした。興奮もひとしおです。
普通に、ちゃんとした物語があり、途中明らかになる事実があり、それゆれ1度やったら同じ話は2度とできない、それがマーダーミステリーです。
私の動かしたキャラクターは、我々の紡ぎ出したドラマは、本当にこれで良かったのか。もっと上手くやれたんじゃないか、そう思ってもやり直しはできません。導かれた結末を想っては、途方に暮れています。ごめんよ私のキャラクター。もっと良い結末を見せたかった。
2時間くらいの演劇を観た気分、むしろ参加した気分です。よい体験、文字通りの体験でした。マーダーミステリー、人数揃えるのが難しいですが、ゲームとか映画演劇とかミステリーとか好きならば、1度はやっておくべきだと思います。
実在するかしないかの違いだけで、キャラクター達も私は人間として認知しております。彼らそれぞれの無念と幸せと、まだ私が知らないであろう細やかな事実関係を思いながら、眠ります。そう現在朝10時、ちょっと前に帰ってきました。眠ります。