ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

年の行にて亀の考

 

 

 

 

2020/12/26

 

年の行にて亀の考

 

タツがやばい。

朝、目覚めると、まず寒い。とりあえず上を羽織って、お湯を沸かす。その次に起動させるのがそう、コタツである。

極寒の部屋である。何もしなければ体調が崩壊する。乾燥が嫌なのでヒーターはあまり使わないし、使っても部屋が温まるまでにラグがある。一方でコタツは、5分も待たずにビバークができる。脚を差し込みお湯を飲んだら、その時点で終了である。私の身体は精神ごとコタツに呑まれて溶かされる。

いやしかし待って欲しい。寒ければ暖をとる。それは生物として当然の行動である。暖かいところから寒いところに行くなんて自然の摂理に反している。冬に生きれないから自らを仮死状態にする奴らまでいる世界ですぜ。私がコタツから出られないのもそういう事です。何もおかしくはない。話は摂理の中でしよう。

しんと凍てつく六畳間、コタツの中で亀と化す。まぁサボってはいるんですが、これも乙なものです。コタツの心地よさの中でサボるなんてのは、冬しかできない事柄、いわば風物詩です。やりすぎは良くないんですが、全くなくなるのも寂しいもんですよ。

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夕方、流石に危機感を覚えて散歩をしながら歌詞に想いを巡らす。空気も年末感が出てきました。エンディングを観るような気持ちで、ゆっくりとしましょうや。

 

とはいえ、明日はライブです。

良いエンディングを迎えるために、クライマックスを、見せてやらねばならん。

頑張ろう。