ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

JRの車窓から

 

 

 

 

 

2022/7/15

JRの車窓から

JRが引いた線路を時速で辿り、小倉へと向かっております。今日は練習です。

普段は高速バスを使っているのですが、道中で事故があったらしく、1時間半ほど余計に時間がかかるという話。従来の時間と合わせて3時間、流石に耐えきれないので、慣れない電車に切り替えて、遅刻を確定させながら向かっております。電車はバスより、お金も時間もかかってしまうので、少しだけ悔しい。事故を起こした人間を恨み、同時に無事も祈る。

高校時代までの私の生活圏は地下鉄が主流であり、大学に入るとモノレールが主流だったので、地上を走る電車を日常で使う事はありませんでした。もっぱら、普段は行かない特殊な場所に行く時の交通手段です。なので、電車に乗ると少し不思議な心持ちになります。今もただ小倉に行ってるだけなのに、何か非日常が起こってしまうような、落ち着かない気持ちになります。ワクワクというよりはソワソワですね。別段、楽しいわけではない事がそこで待っている、そんな感覚です。

博多から乗ったこの電車には、結構沢山の人が乗っていました。彼彼女らにとって、この線路は日常なのでしょうか。仕事の往復、学校の行き来、そういうモノにも使われているでしょう。闖入者たる私は何だか少し居心地が悪い気がしますが、線路の振動を感じながら、車窓に写る等身大の夜景を見るのは、少しだけ楽しかったりもします。少しだけね。