ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

街は廻る

2023/4/26

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昼、ラーメンを喰らうと、旨みと油がグッと込み上げてきました。このラーメンがそうというより、私の処理能力が劣化したのだと思います。悲しい事です。いつまでも馬鹿みたいに旨いもの食べたい。

腹具合もあり、天気も良かったので、自転車は駐輪場のまま、近場の商店街をそのままブラブラと歩いていました。平日の昼にしては結構な人混み。何を買うでもなく、何処に寄るでもなく、ただただ歩を散らしていました。

この商店街、小学生の時は休日に友達と、中学生の頃は学習塾の行き帰りに、高校になれば通学路にと、十何年間ずっと通ってきた街並みです。健やかなる時も病める時も、私の学生時代はこの商店街と共にありました。

それも十何年経てば、だいぶ様変わりします。昔あった店が閉まっていたり、なくなっていたりします。新しい店の看板の並びを見ても、私の中では一向に馴染みません。瓦礫すら撤去された剥き出しの鉄骨がありましたが、そこが何の店だったか思い出せませんでした。

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なくなった店全部に愛着があったわけではないですし、馴染みの店はまだいくつもありますし、我が青春のラーメン屋も、値上がりしたものの健在です。変化だって、別に悪いものじゃありません。良い事だって沢山あるはずです。今のこの商店街で、今の学生たちは、自らの青春を生きているのです。

わかっちゃいますし、納得もしてるんですが、それでも一抹の寂しさは消えません。そんな寂しさが、今後の人生でも、どんどん増えていくのでしょうな。わかっちゃいますし、納得もしてるんですがね。