ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

回遊アンドミー

2023/8/1

極悪みてえな夏です。外はもはや危険と言っていい暑さですが、そでも一歩も外に出ないのは不健康なので、用事がてら川辺をぶらぶら徘徊しておりました。

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暑いのは苦しいですが、こうやって氷菓子を齧りながら歩く事が楽しくなるのも、また夏なのです。歯でジャクジャクと氷を砕き、僅かな清涼感がそれでも心地よく、火照る身体を冷ましてくれます。氷を齧ると稀にガチンと頭が眩みますが、そこからすぅっと回復する過程は何故だか気持ちが良いものです。

夏、色々、やってみたい気持ちはあります。蝉の鳴く中で知らぬ地をアテもなく彷徨ってみたいですし、知らん祭りなんかもぶらぶら歩きたいですし、そういえば海なんてもう何年も入っていません。友人たちとバーベキューみたいなのは柄じゃないんですが、やってみれば楽しいのでしょうな。そういえば先日予定されていたらしいライブハウスのスタッフやバンドマン達のバーベキュー会、話には聞いていましたが、ついに私に招待が来ることはありませんでした。一抹の寂しさが私を刻みます。いーし別に、いーし、柄じゃねーし。

やりたい事はあれど、まぁすべてに何もする事なく、じきに盆は過ぎ、ツクツクホーシが泣き喚くのでしょう。それに私は新しい音源の編集作業があるので、どうせ何もできそうにありません。隙間がないことはないのですが、難しそうな予感がしています。

通年、無為に夏が過ぎていくのにも慣れてきました。そんなもんです。こんなもんです。それでもやはり、夏が終わればあの寂しさに満たされることになるのでしょうな。いつのまにか空いていた穴に、秋風が吹き込んでくるのでしょう。そんなもんです。