ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

録音の緩と急

2024/7/17

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小倉FUSEを借り、ドラムの録音をしていました。今年4回目ともなれば設営もやはり慣れたもので、かつコージ君もドラムが上手なので、2曲をチャッチャと2時間くらいで録り終えてしまいました。セッティングのソウイチロウ君、プレイヤーのコージ君、定期的に「録りまーす」と言って録音ボタンを押すだけの私、見事な連携が光っています。

次に出す音源の、これでドラムは全曲録り終えました。基本的にドラムの録音ってのは結構、1日で全曲録り終えることも多いのですが、やはりフルアルバムを作るとなれば、録音も数回はかかってしまいます。まぁ今日録った曲なんて半年前はなかったので、そのせいで出来なかったとも言えますが、何にせよ期間が要るのは間違いないです。

もちろん録音の期間なんて、全楽器短ければ短いほど良くて、フルアルバムにしたってドラムを1〜2日、他の楽器を4〜5日くらいで録り終えるのが一番良いと思います。回を増やせば増やすほど、その分設営や移動の時間やお金がかかってしまいますのでね。今回のように半年くらいかけてゆっくりやるのは、それなりに愚ではあります。

しかしゆっくりやる事によって、この半年、日常も愉しみも崩壊させずに過ごすことができました。短いレコーディングならば、マジで数ヶ月前からその事を意識して日々を研ぎ澄ませなければなりません。ライブもいくつも断る事になるでしょう。そういう修羅みたいな時間も技術はやはり上達はしますし、まぁ愉しくないことはないのですが、総合すればトントンくらいのもんだと思います。

のんびり作る、というとゆるい印象はありますが、作品の中身自体と関連するものではありません。時間をかけることで、より広い視野で作品を作れています。実際、ハードなスケジュールで作っていると「気になる点あるけど、これ言ってたら間に合わないな......」みたいな場面もよくあります。時間があるのは明確にメリットですね。

あとはそうですね、何回も録音していると、どうしても、同じようなブログを何回も書く事になります。これは明確にデメリットです。毎日見てくれている方もいるというのに。何度もお付き合い、すみません。でも録音の時に思う事なんて大抵似たようなもんです。嘘は書いてないので勘弁して下さい。

これも何度も書いてますが、いい作品作りますよ。ご期待ください。

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