ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

1月16日 動画編集の変

朝は8時に起床。

お湯とバナナを決める。

結局昨日は「さぁ作業」と格好つけた後、「早く起きてやったほうが効率が良いのでは」と思い立ち、それから2時間ほどで眠った。

さあやるぞ、作業やるぞ、私は、やるのだ。

 

動画編集の続きに入る。

しかしながら皆さん、仕事って、やるのはともかく、やるスイッチを入れるのが、しんどいですよね。

単純に体を動かせばOKなら、動かしてるうちにスイッチが入るんですが、考えて何かを作るとなるとそうもいかない。

困ったもんです。

言い訳、何度目だこれ。

 

結局、1時間かけてスイッチを入れる。

最終的には一度散歩をし、無理やりに目を覚まさせる。

さぁやるぞ、作業やるぞ。私は、やるのだ。

 

珍しく、それなりに、はかどる。

いつも、こうだと、助かるんだが、よーよー私よう。

集中が切れたタイミングで、昼食にする。

いつも通り、袋めんに、納豆である。

 

部屋を離れたくないので、贅沢にデリバリーをしようとも考えたが、やはり贅沢であるため、やめる。

いつも通り、袋めんに、納豆である。

うまいうまい。

 

ただひたすらに動画編集をする。

自分の撮った動画を見直すと言うのは、なかなかに面白い行為である。

その瞬間の自分というものが客観的に見られるタイミングなど、日常ではそうそうない。

「うわこいつ表情やべえな」と思うタイミングも多々ある。

そういうところはカットする。

たまに残す。しかしほぼカットする。

 

昼が下がり、少し煮詰まったので、散歩に出る。

川沿いを歩く。猫はいないが、鳥がいた。

かもも、アヒルも、かわゆい。

並木の下で、別に公園でもないのに、小学生くらいの女の子達がシートを敷いて、お菓子を食べていた。

色んな人から見られるだろうに、全く気にしてない様子、というか、見られている事にすら気がついてない様子で、笑いあっていた。

 

今の私には、多分もう、死ぬまで、取り戻せないものが、そこにあった。

うらやましいぜ、ちくしょうめ。

微笑しながら、近くのコンビニへ向かう。

コーヒーでも買おうと思ったが、やはりやめて、帰る。

 

 

さて、

動画編集ばかりできないところが辛いところである。歌やギターの練習をせねばならぬ。レコーディングは近い。

メトロノームに合わせてギターを弾き、のちに「かー、かぁー、くぁー」など、奇声を上げながら、歌う。

 

ツイッターを見てみると、お嬢が高熱の模様。

おいおい、大丈夫かいな。

連絡を送ったものの、返事はなし。

とりあえず、明日の練習はキャンセルにする。

不安がつのる。

 

レコーディング先の人にも電話をし、その旨を伝える。日程はずらせないので、それまでに治すか、治らなければ、苦肉の策を取らねばならぬ。

別にお嬢に罪はない、この時期の体調不良なんぞ、事故みたいなものである。

しかし、不安は、つのる。

 

そのまま、実家にて夕食をつのる。

最近、動画と練習で部屋にこもりがちであり、かつ母上様の食事が美味すぎる事もあり、少しだけ(本当に少しだけ)、太っている。

上手いこと、コントロールせねばならん。

特に私はもうすぐ30になるぞ。

コントロールせねば。

 

元から太っていた人間ならロックンロールはできるが、太ってしまった人間にロックンロールはできん。私はそう思っている。

コントロールせねば。

 

事務所に戻り、作業を続行する。

動画、今日上げるのは不可能である。

別に16日に上げるのを確約していた訳では無いが、しかし、自分との誓約を破るのは、心苦しい。

時間がかかったぶん、丁寧に、仕上げる。

 

動画、思いのほか、長くなりそうやなぁ。

長すぎてもしんどいので、どうするか。

 

だが終わりは見えた。

このためにバイトを減らしているのだ私は。

 

詰めていくぜ。

(ただ、明日はバイトである)