ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

曇天のクモリ

2024/5/1

昼、ラーメンを食らった後、小雨を浴びながら近隣のサイゼリヤと着艦。安い甘味とドリンクバーで一席を占有していました。店が満席にならない事を祈りつつ、また店員に睨まれないかと恐れつつ、値段の割に美味すぎるイタリアンジェラードをコーヒーで溶かしていました。

まずは携帯を巧みに駆使し、今後の予定を組んでいました。ライブの連絡、メンバー及びサポートメンバーの日程の確認、今後の予定の検討だけで、結構な手間があります。もう1日分の仕事と言っていいんじゃないでしょうか。もう12月くらいまで広範囲に広がる予定の割に、どれか、誰かの確認がひとつズレるだけで大事件が起きます。言の葉が行ったり来たり、日程と曜日を何回も視認しながら、なんとかかんとか組み立ていました。本当に疲れます。

「マネージャー」とか「スタッフ」みたいな役職を切に願ってはいますが、いたらいたで面倒臭い事は増えそうなので、もう私がやるしかないのです。まぁ私がバンドの顔やらしてもらってるんで、この辺はもう税金みたいなもんです。疲れながら、嫌になりながら、やります。

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適当な紅茶を流しつつ、一度クールダウンをしたら、今度は歌詞を書いていました。練り上げた思考を、閃きで切り取っていく作業です。どちらかが欠けても成り立ちません。できる時はできるのですが、できない時はマジでできません。白黒画面でぷよぷよやって、連鎖を組むような所業です。わからん時はマジでわからん。

しかし今日はなかなか、ブレインダムド、くらいは打つことができました。それなりに経験はありますからね。そしてそこそこ書いたら、鉛筆をサッとしまって撤収しました。今日はこれ以上書けないのが、感覚で理解できます。それなりに経験はありますからね。

 

支払いを終え、店員に礼を告げて、店を出ました。外は曇天、まだ小雨は降っていますが、そこそこ作業はできたので、心の曇りはありません。暗い曲の歌詞を書いていたのですが、むしろそこに暗い気持ちを書いたからスッキリした、というのもあるかもしれません。創作には、そういう面もあります。

もしくは、単に暗い気持ちを、もう私が諦めてしまっているのかもしれません。「ユーズバイユース」。そういう曲でもあります。