ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

サバイバル

2020/4/7

 

 

 

 

 

最近、色んな人と電話をする。

ナカシーであったり、バミューダよたれ君であったり、みな音楽関係の人だ。似たり寄ったりの近況報告から、膨大な雑談を経て、どの人とも「頑張ろう」「頑張りましょう」という言葉で、通話は終わる。

自分からか向こうからかはわからないが、どの電話も会話が少し長くなってしまう。この状況下のこの制限下である。やはりみな、喋りたいのだろう。少しだけ、おかしくなる。

我々は、音楽の民としては、今正真正銘何もできない。配信やら制作やらはできるが、それでも、我々は何もできないのだ。

腹は空いたが、視界内の食べ物には毒が入っている。そんな状況。餓死も毒死もできないから、食べ物を分けてもらうか、致死量を考えて喰らうか、くらいしか選択肢はないかもしれない。

幸にして、ライブは潰えたが、私には若干の余裕はある。できる限りのことは、したい。

 

死ぬことだけは、あってはならない。それだけは、ダメだ。それだけは、嫌だ。