ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

取り残された男

2020/5/20

 

 

 

 

 

 

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ランボー、超今更ながら、観ました。

面白かった、超面白かった。正直、かなり舐めていた。

陰惨な戦争描写の中、信念と主義主張が交錯し、ヘリが青空へ飛び立ってエンドロール。そんな映画だと思っていたら違った。そもそも、戦争はテーマにすれど、戦争映画じゃなかった。戦争から帰って来たが、現代に馴染めない男の話。骨太なアクションとメッセージ性が良い按配でびっくり。

なんだよスタローン。B級映画じゃないじゃないか。こちとら木曜洋画劇場で何本、B級のあんたを見たと思っているんだ。

 

状況も由来も全然違うけど、「現代に馴染めない男」である彼の精神は、今の我々にも通ずるものがあると、思う。

彼の大立ち回りは、合理的な判断を下せば無駄以外の何でもないのだけれど、たぶん本人もそれは全部わかっていて、大暴れしている。

彼もまた、ディストーションである。

 

沢山書きたい事はあるけれど、ネタバレは私がこの世でもっとも憎む悪なので、辞めときます。

見て、いずれ語り合いましょう。