ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

剥がせない声

 

 

 

 

2020/7/13

 

剥がせない声

 

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とある音源のために、歌のレコーディングを、していました。イン自宅、押入れスタジオにて。

 

もう30年以上歌を歌いながら生活をしているのですが、歌のレコーディングは、まじでむずい。

声の出し方、発声、音程、声量、リズム、すべてを整えなければいけない。これ、本当に、難しいのよ。特にこの時期は、録音中はクーラーも入れれないし換気もできないので、もう汗だく。ただでさえ歌うのは暑くなるので、熱帯の中、うまくいかない事に悶々としながら、押し入れに向かって叫んでおりました。

 

いつもそうなのだけれど、レコーディング最初は、今回こそはうまく歌おうとして、大体で失敗する。それで30分くらい無駄にしたあと、いつも通り歌おうとすると、段々と良くなり始める。いつもそう、今回も、そう。

いい加減、気付けよ自分。お前はうまく歌うなんてできないんだよボーイ。いや、もはやボーイでもないのだけれど。

 

それでもね、うまくなりたい。お金を貰おうとする以上、上達は義務である。停止させてはならない。

私の声は、私にしか出せんのでね。特段、いい声だと思ってはいないけれども、31年の付き合いになるので、もうこいつしかいないのですよ。

 

いつも通りに、うまく歌える。そんな日は、いつになるのか。精進せねば。