ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

本との話

 

 

 

 

2021/1/4

 

本との話

 

ブックオフにて、仕入れ。本を10冊ほど買う。この時期は毎年セールをやっていて、助かる。

読めば血肉ならぬ知肉になって、いずれ何かで発信されるだろう。そう思えば、ある意味では仕入れで間違いないと思う。

とりあえず、本は読まなければいけないと思っている。左脳の回路をより洗練させねばならない。アスリートの筋トレみたいなもんだと思う。ぶっちゃけめんどい時もあるけど、読む。時間がなくても無理矢理でも、週1冊は読む。

一生で、あと何冊読めるのだろうか。少しでも多くするために、読む。

 

しかし、古本屋に来るたびに思うけれど、この区画に一体何冊の本があるのだろうか。絵本から哲学書からレシピまで、あらゆる紙とインクの集合体である。何枚の絵が、何人のキャラクターが、一体何行の文章があるのか。過密な情報量は、氾濫することもなく静かに沈んでいる。考えただけで頭がおかしくなりそう。

そしてその中から、誰かが一生を掛けて書いたかもしれないもの、誰かの一生を変えたかもしれないもの、そういうものを1冊88円税込で買っていく私。この海はイカレている。

まぁ、本屋で買えば作者にお金が入るのに、表現者ながら古本を買う私もなかなかのもの。そういう所には見ないフリをして、また私は本を読む。