ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ウロウロウロボロス

 

 

 

 

2021/3/10

 

ウロウロウロボロス

 

適度に働きながら、ギターを弾いて、ベースも練習して、本を読み、映画を見て、漫画を嗜み、友人とゲームをし、曲を作る。こういう毎日をしていると、するすると日が流れていくのを感じる。

積み上げているものはあるものの、やはり不安である。「一日一日をしっかり生きよう」なんて今まで何度も思ってきたかわからない。実際に思いながら生きられる人がいるのだろうか?いたとしたら変人だ。

「誰でも一日は24時間」とか言うけど、他人の時間配分はわからないし、何時間の睡眠が必要かも人によって違うし、例えば作業した時間数だって「過集中しての1時間」と「サボりながら3時間」では全然違うだろうて。つまりは自分の一日の稼働時間とか作業量みたいなのが、他の人と相対的にどうなのかってのを知りたいのだけれど、自分と同じ人間がいない以上比較のしようがないし、そもそも誰に聞いてもわかるもんじゃない。

要するに安心したいのは間違いない。ないのだけれど「よくやってるよ」みたいに人に言われたところで、自分には効かないとわかっている。最終的には寝るか飯か作業かくらいで精魂尽き果てるまでやるしかないのだけれど、自分がそこまで作業に打ち込めないことも知っているし、3日打ち込んだら1週間体調を崩す事も、私は知っている。

だからまぁ、結局は、適度に働きながら、ギターを弾いて、ベースも練習して、本を読み、映画を見て、漫画を嗜み、友人とゲームをし、曲を作る。という現状がそれなりに整っているのだろうけれど、やはり不安は募る。

この循環、今まで無限に考えてきたし、なんならブログにも何度も書いてきたし、解決のしようがないし、つまりは「やれ」ってことに収束することも、もう全部、もう全部知ってる。見飽きたウロボロスに足でちょっかいを掛けながら、またひとつため息を吐く。そんな夜。