ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ハッピーウェイティング

 

 

 

 

2021/3/27

 

ハッピーウェイティング

 

桜が満開を迎え、いよいよもって穏やかな春が蔓延し始めた昨今。我々はノンフィクションの誇るカメラマンにしてイケメン、ゆりの君の結婚式へと馳せ参じておりました。

もとより整った容姿であるゆりの君が白いスーツに身を包み、教会にて結婚式を行った結果、その場はもうファンタジーの世界へと変貌し、漫画とかで見る領主の息子の婚姻のような絵面が生まれていました。領主を貴族とか、子爵に置き換えても結構です。あれはズルいな、私がやっても変態にしかならんぞたぶん。

同席するのはソウイチロウ君および大学時代のサークル仲間ことクズたち計5名(私含む)。モラルとインモラルを反復横跳びしながら笑っておりました。しかし周りに迷惑はかけてないと思います。だから私も笑えました。たぶん、たぶんかけてない。しかし式の最後に流れる1日の振り返りムービーに、我々5人はほとんど映ってなかったので、いなかったことにされている可能性も、ワンチャン。

しかしまぁ、結婚式は良いモノですな。嫌いじゃないですよ。誰も彼もが暖かく、穏やかです。もちろん深層下で何を思っているなんてわからないですが、少なくともそれを表象させる人はいません。ゆっくりと、みんなで祝う。それだけで私は幸せ、幸せですよ。ゆりのくん、おめでとさんだぜ。

慣れないスーツに身を包み、革靴の足音を楽しみながら、帰宅しました。しまった、ソウイチロウ君のスーツ姿を撮っときゃよかったな。あいつスーツ着ると、結構大物感がでるので面白かったのに。しまった。

しかし、同世代の祝言が増えてきたな。そろそろ僕らもそういう時期です。まぁま、私にはまだ根も葉もどころか種もなく、土壌には栄養分も少ないのでね。沢山の人に踏まれていこうと思います。