ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

今日はそう

 

 

 

 

 

2022/5/29

今日はそう

福岡四次元にて、狂奏でした。

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皆、感情が込もっていましたね。最後のNo Funなんかもう圧巻。生命の脈動、感情の躍動、極彩色な情動が溢れていました。そもそも四次元の狭いステージに7人で演奏して、きちんと音楽として調和をしている、という時点でもう凄まじいのです。たまげた。

我々も、負けずに感情剥けたと思います。楽しかったです。ありがとうございましたぜ。

 

観てくれた方はわかると思うのですが、今回の我々のライブ、お客さんの反応が、非常に薄いモノでした。別に文句を言いたいわけではなく、そもそもお客さんは一切悪くないのです。単純にお客さんと我々のチューニングが合わなかったのだと思います。焼肉食ってる時にピザもってきた、みたいな感じなのではないでしょうか。そりゃあ、ねぇ。

ライブは最高だったと思いますし、後から聞いたら演奏は悪いモノではなかったらしいですので、その点は大丈夫です。今日も我々は最強でした。ただ、タイミングが合わなかっただけです。今日はそう、そういう日でした。焼肉屋では焼肉を食いてぇもんです。

本当は、こういう事を書くのはあまり良くないのですが、この出来事この日において比重が重いので、触れざるを得ません。タイミングだって運だって、すべては我々の持ちうる力です。精進します。

しかし、思い出しました。バンドを始めた頃は、あらゆる場所でそういう対応をされていました。ホームでやってるFUSEですら空気はアウェイでしたからね。それでも、全員ぶっ殺すという気概でやっておりました。

近年、周りの皆様が優しすぎて、優しくされすぎて、そういう気概が薄れてしまっていたかもしれません。非常に曖昧、中途半端でした。だってみんな優しいんですから。

しかし今日、確かに思い出しました。オーケー、我々は元来、こうよ。何処に行ってもみんな敵なのさ。少なくともステージに上がればね。敵、敵はぶち殺す。殺って殺ります。宜しくお願いします。

 

 

打ち上げにて、No Funのボーカルの秋くんと話をしていました。今日のステージからバンドの今後と、色々と、耳に痛いことを言ってくれました。さすが、よく見てくれてます。ピアノガール時代から、彼は京都グローリーでもスタッフなので、ずっとお世話になっていますのでね。

彼と私は、歩んできた人生、見えてる景色と見てきた景色、趣味嗜好、あらゆる面が違いすぎて、きっと交錯しないでしょう。しかし、お互い長くバンドをやってる身として、お互いに孤独(ひとりぼっちという意味ではなく)に音楽をやっている身として、その一点、共有できるものがあると信じています。

まぁ単純に私は、彼のファンなのでね。彼は私のロックスター・オブ・ワンです。もちろん音楽もですが、人間として、という方が近いかもしれない。共演できて嬉しかったですぜ。

 

あともう一点、マジック・ザ・ギャザリングというカードゲームにおいて、秋くんとは通ずるものがありました。帰り際、ソウイチロウ君も交えて話してた時が、何なら今日一盛り上がったまであります。

いずれ必ず対局をする約束を取り付け、別れました。面白いもんです。家に戻って、デッキを精査しておかねばならんな。