ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ツヅキカラハジマル

 

 

 

 

2021/9/16

 

ツヅキカラハジマル

 

山口県、周南ライズにてライブでありました。

ライズで最後にやったのは、コロナの影響が徐々に出始めた2020年3月だったので、来たのは約1年半ぶりでした。お久しぶりです。

ライズ、そしてその近隣の猫、猫、猫、お逢いしとうございました。ありがとうございます。

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サポートドラマー、コージ君とは久々のステージでしたが、情念が噛み合う良いライブができたと思います。とても楽しかったです。ありがとうございました。今回は適度な緊張感が、良い具合に作用したようにも思える。油断はならんです。次もしっかりとしなければ。

 

山口県は時短要請はあれど緊急事態ではないので、普通に夕方に開演、共演も我々含め5バンドと、実に久しぶりの内容でした。3、4バンドで流るるように終わるのも良いのですが、長丁場で場が混濁していくのも、これはこれでライブの楽しみであります。

この5組は、音楽ジャンルは違えど精神的なモノ、根底的なモノは共有していたと思うので、その点も凄く良いイベントでした。逆にね、音楽のジャンルが似ていても、精神を共有できてないと分かり合えはしないのですよ。

そんな共演の皆さんは、皆さんとても、若かったです。若くしてガンガンやっているバンドが独自の機関から生み出す、あの膨大なエネルギーが唸っておりました。あの原理は未だに解明されていないんですが、やはり凄いモノです。圧倒的と言っていい。別に我々がエネルギーに乏しいとは思っていませんが、そのエネルギーに気づき、指向性を持たせようとした時点で、あの色は出なくなるのですよ。そしてそういう事を知ってしまうと、なお出なくなる。大抵は皆そうなります。なのでとても、貴重なモノです。

どうかみんな続けてくれ。色んな事に気がついてしまっても、色んなモノが褪せてしまっても、まだ続けてくれる事を望んでいます。私も、まだ当分は頑張るつもりでありますので。

 

行きもそうだったけれど、帰り道中も車の中で、大体4人で話しながら笑っておりました。特にコージ君とこんなに話すのは久しぶりなのに、いざ入ってしまえばもう8年前と変わらぬ気持ちで喋っている。それどころか8年前は最後にちょっと軋轢があって関係が終わったので、こうして話せている事が何だか嬉しい。

そういえば昔、初めてライズに来た時もドラムはコージ君だった。それはもう10年くらい前だろうか。その頃からは色んな事が変わってしまったけれど、我々は続いているし、周南ライズは変わらず待っていてくれるし、その周りには、待っていちゃくれないが猫は居る。いちいち全部に感謝をしては身がもたないけど、すべてが当たり前に思ってしまうのもよくはない。続いている事、続いてくれている事を、しっかりと噛み締めて行こうと思う。

 

車は飯屋を探しながら、流れる音楽に特に反応する事もなく、真面目な話も馬鹿な話も意味不明な話まで、全部ごちゃごちゃにして笑いながら、夜の2号線を辿っておりました。こんな日をまだまだ、続けて行くつもりです。飯屋はどこも開いていなかったけれど。