2022/10/12
スシバグ
お寿司を食らっておりました。
お寿司といふものは、実に美味いですよな。アレは本当に美味いです。子供の頃も美味かったですが、大人になってなお美味いです。凄いですよね、肉や揚げ物なんかは十代の頃の方が美味かったですが、お寿司は変わらず美味いです。たぶんこれ死ぬまで美味いです。凄い。
おかしいと思いませんか、酢飯に刺身を乗せただけであんなに美味くなるなんて、どう考えてもおかしいです。あれはもうバグですね、バグ。酢飯に刺身を乗せる事で、世界の挙動がおかしくなるんですよ。そうとしか思えない。食べすぎると頭がフリーズしますもんね。明らかにデバッグが足りていない。
寿司だけじゃないです。良くできたラーメンとか、博多銘菓の通りもんとか、汁なし坦々麺なんかもそう、明らかに美味さの基準を越えています。バグってのは言い方が悪いですが、間違いなく世の中は良くなっているのでどんどん使うべきです。誰に迷惑かけてるわけでもないです。バグ修正入る前に使いまくっていきましょう。
そしてそう、食べ物だけではなく、音楽にもそういうのはあります。なんなら映画や漫画、小説や絵画とか、人の造りしものはあらゆる意味でバグる可能性が、バグってとてつもなく良くなる可能性があるのです。そのバグは理屈や法則を超越して、理論や理性を凌駕して、感情を直接ぶん殴ってきます。そういうものが世の中には溢れているのです。
そういうモノをもっと観たいですし、そういうモノをもっと自分で造りたいのです。バグる条件はまだわからんですが、この世に確かにそういうシステムはあります。それをひたすらに探して、試して、挑戦していきます。私なりの寿司を作り上げてみせましょう。その時は是非観に来て、聴きに来てください。へいらっしゃいとお迎えしますぜ。
