ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

古き良き

 

 

 

 

 

2022/8/30

古き良き

夕方、鬼気迫るテンションで録音を終わらせた後、急な電話。大学時代の旧友が博多に来ているらしく、飯を食らいに行っていました。

誇張抜きで、軽音サークルを除く大学時代の友人は今や彼のみとなっています。在学時代は結構いた気がしましたが、終わって連絡を取り合うまでには至りませんでした。それも別に寂しくない辺りは、そのくらいの仲だったのだろうなと思います。別に悪い事ではないですが。

彼とも別に連絡を取っていたわけではなく、宮崎在住のためそんなに会えてもいないのですが、初めて会った日から毎年、私の誕生日にはメッセージをくれるのです。冗談抜きで毎年、今日会うまで5〜6年会ってなかったのですが、それでも毎年ラインでメッセージを送ってくれていました。とても嬉しくありがたい反面、ここまでくると若干の恐怖も感じます。

彼は昔からそういうクレイジーボーイでしたが、お互い30を越えた今としてはシンプルなクレイジーになっていました。「買ったばかりの靴が綺麗すぎて気に食わないから雨の中を2時間走っていた」というのは在学中のエピソードてすが、それに相応するものをいくつも披露してくれました。本当に面白い。昔から互いに「俺よりもお前の方が頭がおかしい」と言い合える、私の良き友人であります。数年会っていなくとも昔通りの会話をずっとしていました。とても楽しかったです。

 

本当に、彼とサークル以外の友人がいない私にとっては、大学時代の生き字引のような人間で、とてもありがたい。大学の学食で、地下の休憩所で、互いの家で、どうでもいい話をずっとし続けた日々が、彼と話していると補完されていきます。

付き合いもここまでくると「どっちが先に愛想をつかすか」みたいなチキンレースになってますが、私の方は彼が勾留か告訴かされない限り、こういう関係でいたいと思っています。