ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

コントラストナイト

 

 

 

2021/9/6

 

コントラストナイト

 

福岡Queblickにて、ライブでありました。対バンのアルバトロスとオッドファイブ、スタッフの皆様、観てくれた方々、ありがとございましたぜ。とても楽しかったです。

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延期からの延期で、久々のキューブリックとなりました。身近なハコでも久々になってしまう現代の情勢、実に良くないな。定期的にやっていかねば。

スリーマン、というか3バンドの公演。出番は真ん中だったので、準備と片付けでどちらのバンドもあまり見られない悲しみ。まぁ仕方がない。対バンを観に来た訳ではなく、ライブをしに来たのでね。

ライブはとても楽しかった。いつもは熱狂しているうちに全身や喉に力が入ってしまうのだけど、今日は比較的ニュートラルに歌う事ができた。熱狂の中で歌う歌も勿論良いのだけれど、「熱狂しているから下手でもいい」というわけではない。上達は、常にどんな場合でも目指さねばならない。

バンド歴12年で思う内容じゃないかもしれないけど、どんだけ続けようが足りないものは足りないし、余りはない。技術の上達に終わりがないって、よく考えたらとても恐ろしい事だと思いません?あの画狂老人卍こと葛飾北斎は死ぬ間際に「やっと絵のことが少しわかってきたのに...」って言ってたらしいですよ。本当に怖い。

ニュートラルに歌えたならば、それに纏わる熱狂を、それを維持したまま上げていねばならぬ。両立は大変だけれど、やらねばならん。やります。

 

出番が終わり、ライブが終わると、スピーディーかつクイックリィーに解散となる。トリのオッドファイブの演奏が19:30に終わり、20時に閉店。我々は20:30くらいにはもう帰路に着いていた。コロナ以前では考えられないスピード。なんて事よ。

打ち上げもナシです。行きたかった。アルバトロスは初めましてだし、オッドファイブは久々の再会、それこそ最後に会ったのはコロナ騒ぎの本当に直前だったので、積もる話が沢山ある。しかし私は21時くらいにはもう家に着いていた。なんて悲しい。なんて寂しい。

その時間はもう美味い飯を出すお店も閉まっています。打ち上げにも行けず、ライブ終わりにコンビニ飯だって?腹が立ったのでスーパーで生肉を強奪し、焼き払って貪りました。コーヒーとアイスクリンまでキメてしまったら何か寝る気も失せたので、ブログも書かずゲェムにうつつを抜かし、夜更けに倒れるように眠りました。ライブの日とは思えないな。

そんな具合、こんな具合。20時にライブが終わるのはサッパリしててそれ自体嫌いではないのだけれど、やはり夜を濃厚にしたい気分の日もある。こんな仮初の塗り潰しでなく、本来の夜の濃さを味わえる日はいつになるのだろうか。この段階では見当もつかない。

ただ、ライブをするってのは一番大事な要素だから、しっかり続けていかねばならんですな。やります。