ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

VS 若い衆

2023/6/10

ノンフィクション、UN小倉にて、ライブでした。

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毎度言ってる気がしますが、UNは昔から何度も観に行ってる割にバンドとして出演しだしたのは最近なので、出演のたびに不思議な気持ちになります。慣れませんな。まだたぶん、ライブ出演よりもUNのボードゲーム会に行った回数の方が多いので、改めていきたいですね。今日はボドゲがないのかと、落胆をしている場合ではない。

これも毎度言っている気がしますが、対バンがみな若かったです。徹夜でライブしてます、みたいな方もいて大層ビビります。若さが怖い。純粋なエネルギーの暴力が30過ぎのロートルを襲う構図。こちらもまた、慣れませんな。戦々恐々しています。

みな、良いライブをしていました。わからない事がありつつも、今あるもので必死でやっている姿ってのは、やはり良いですな。変に完成されているより見応えがあって面白いもんです。それもまたディストーションなのです。音がどうとかじゃなく、存在がディストーションなのです。何だか最近、歳のせいか、こういう保護者のような目線にいつの間にかなってしまっている事があります。こっちはもう、慣れてしまってるんですよなぁ。あぁ嫌だ。

打ち上げでも、20代前半の輪に入らず、バーカンにて店長の山辺くんと話すおじさん3人がいました。別に輪に入れない訳じゃないですし、入りたくない訳でもないです。ただ多分、あっちの場は私がいない方が面白いんじゃないかと、そう思ってしまうのです。同年代にしか出せないグルーヴってのは間違いなくありますし、我々はどれだけ頑張っても同年代にはなれないのです。

まぁいいんです。仕方のない事です。どう足掻いても我々は30代、30代には30代の打ち上げがあり、30代のライブがあるのです。ライブではきちんと、積み重ねてきたもの、年の功を見せられたのではないかと思います。

ありがたいことに、ライブも褒められる事が多いです。嬉し半分、恥ずかし半分、それを「また調子に乗って失敗するのではないか?」という膜でくるりと包んで飲み下します。「若いもんには負けんぞ」ってのもそうなんですが、我々は、ただ我々に負けないために戦いを続けていきます。しかし決して、若い人と仲良くしたくないわけではないのです。仲良くしたいです。仲良くしてやって下さい。宜しくお願いします。

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