ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

その瞬間のこと

2023/6/16

ノンフィクション、本日は撮影をしていました。

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奥で人が来た時のウッディみたいな顔をしているのが、お馴染みイケメンカメラマンのユリノ君です。最近はパパになり、フィルムの中は子供で埋まっているらしいです。私も見せてもらいましたが、可愛すぎました。羨ましいぜ。

(彼の名誉のために言いますが、上の写真は私の自撮りです。下手すぎる)

ロケーションを探して、夜の小倉をスタスタと歩いていました。もはやいつも通りです。少し前から年一くらいでやっているので、もはや恒例行事と言ってもいいかもしれません。

半分くらい灯りの消えた街を歩く、歩く、場所を見つけて撮ってみて、また歩く。撮影というものは、気合いの割りに我々のやる事が少ないので、いつも不思議な気持ちになります。我々が頑張れる事柄があまりない。こればっかりはいつになっても慣れないもんです。

たまにオフショットと言いますか、移動中なんかにユリノ君がカメラを向ける事があります。それまで阿呆面下げてどうでもいい話をしていた私とソウイチロウ君が、そのカメラに気がついた瞬間に明らか少しキリッとするのが、なんだか可笑しかったです。しょーもない見栄を張る生き物なんですよ、我々は。でもそうじゃなきゃ、この歳までバンドはやってないです。

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こちらは龍が如くのワンシーンみたいなソウイチロウ君です。これは間違いなく、敵。

 

ユリノ君と我々は大学の同期。私とは一緒に9mmのコピバンをやった仲でありますが、それももう10年以上前の話になります。彼は仕事が変わったりパパになったりして、我々も状況は変わらずとも歳と経験を重ねました。それでも3人でいる時は、あの頃のサークルの部室と変わらないような関係性で、大学生みたいな馬鹿な話をしていたりして、なんだか安心します。別に劣等感とかではなく、きっとこういうのが友達なんだろうと思ったりもします。

良い写真、沢山撮ってもらいました。やはり付き合いの長さか、ユリノ君は我々の嗜好を心得ているので、良い感じの瞬間が沢山切り抜かれております。いずれお披露目するでしょう。お楽しみにしといて下さい。