ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

彼の帰還

2023/7/7

親愛にして心酔たる山田亮一のツイキャスを聞いていました。2年半ぶりのアナウンスでありました。生きていて良かった。神は全然死んでいなかった、ニーチェもびっくりです。

中学時代から私が好きなバンドは沢山あり、崇拝するアーティストは数いれど、高校を出る頃にはどのバンドもホールツアーをやるほどの規模になっていて、みな私の中で人間と言うよりは概念に近い存在でした。いまだに彼らが存在しない可能性すら私の中にはあります。過言ですが。

そんな中で大学時代に出会って崇拝が始まり、あまつさえ対バンまでしてしまったのがバズマザーズです。そのギターボーカル山田亮一さんは、私にとって初めての、崇拝する、人間のアーティストでした。肉体を持ち、言葉を交わせる、間違いなく人間でした。おかしな話ですが、私の中で山田さんは、尊敬するアーティストの中でもそういう点において少しだけ別の枠にいます。

 

6時間にわたるツイキャスが終わり、思考がグルグル回ってます。なんというサービスでしょう、とても嬉しかったです。やはり面白い人です、彼は。

やはり私はまだ山田亮一が好きですね。いまだに影響も受けまくっています。しかしそれでも昔から追従する気はあまりなく、私は私の道を行くつもりです。昔は「山田亮一を越えよう」なんて思って鋭気を養っていましたが、今となってはなんだか「越える」というのも違う気がしました。上とか下とか、そういう話から違う気がしています。わからんですが、あなたもわたしも其処其処に存在していて、それが確たるものならそれでいいじゃないかとも思っています。

ただ「並びたい」とは思いますね。同じ領域にはいたいと思っています。それが楽曲や歌唱なのか、売り上げなのか、知名度なのか、影響力なのかはわかりませんが、とにかく領域は共にしたいと思っています。やります。