ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

或る町の叙情

2023/7/15

ノンフィクション、ライブでした。岩国ロックカントリーにて、ロッカン18周年のイベントです。

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もはや我々が行き始めてから何年経ったかわかりません岩国ロックカントリー、来るきっかけすら完全に忘れています岩国ロックカントリー、周年を祝うのも何度目かわかりません、そんな岩国ロックカントリーです。この町には岩国ロッカン、仏のように穏やかな店長のスミさん、我々ノンフィクションを愛好してくれている数少ない人たち、そして駅前にあるスエヒロ食堂の中華そばがあります。

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行く理由が多すぎていつも困っています、それが岩国ロックカントリーです。岩国はよく行くのですが、元来の岩国名物、錦帯橋にはまだ行った事がありません。だってそっちの方にはロッカンはないですし、スエヒロも多分ないので、行く理由があまりないのです。名所なので一度行ってみたい気持ちはありますが、太宰府天満宮と同じくらいの気持ちで、機会をただ待っています。

そんなロッカンを祝うべく、肺奥から空気を吐き出して叫びました。肺胞のひとつひとつを絞り切るように咆哮をしました。良いライブだったかどうかはお客さんが決めること、我々はただ全身で祝い尽くしました。ありがとうございましたぜ。

 

岩国の周年イベントは毎年長くて、今日は我々含め12組の出演でした。流石に全組を全部見ていたらライブに支障をきたすので、少しずつ休みながら気を整えていました。

外に出ると、何処ぞで花火大会があるらしく、浴衣姿の嬢さん達が往来を闊歩しておりました。また米軍基地が近いので、異人さん達も逞しい体格と共に歩を散らしています。少し暮れた空の下、映る町の情景はなんだか面白く、不思議と情緒的でありました。この辺りを地元として、この辺りで生まれ育ち暮らす人も、当たり前なんですがいるのです。そういう事を考えると、なんだかまた不思議な気持ちになります。

なんとなく、遠縁の親戚の家のような雰囲気があります、岩国の町。また何度も来るでしょう。これからもどうぞ宜しくお願いします。