ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

とりとめのない

2024/3/20

昼過ぎ頃に、モゾモゾと布団の中で蠢き、昨夜の深夜練の疲れを味わっていました。6時間以上は寝たはずなんですが、それで寛解するほど、我が肉体の経年劣化は甘くありません。呻き声を上げながら、芋虫のように転がっていました。

やっと起き出して、呪詛を唱えながら画像編集をやった後、夕方はライブを見に行っていました。

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友人たるよたれ氏のバンド、ジャスティスなんとかを観に行っていました。彼は昨年入籍を果たし、因果は知りませんがライブ本数も減り、最近では家でチーズケーキを作る始末。よーよー、てめー日和ってんじゃねーだろーなと高圧的に観に行きましたが、なんとかまだ大丈夫そうです。よかったよかった。あとは速く音源を作って下さい。早くではなく、速くね。

ライブを観るだけでなく、ライブハウスってのは、人と会えるのがやはり良いですな。通いだして15年以上の私が今更抱く感想ではありませんが、それでもやはり、ここでしか会えない人が確かにいます。血縁でも同輩でもなく、「遊びに行こうぜ!」なんて誘い合う仲でもないですが、ライブハウスではたまに会う、ってのは、考えてみれば不思議な縁です。それはとても、素敵なことなのかもしれません。

 

ライブが終わったらラーメンを喰らっていました。強めの豚骨で、中々イケるお店でした。その後はちょっとした流れで友人と会い、談笑のちに別れて、車の中でブログを書いているのが今です。何だかとりとめのない、まとまりのない一日でしたが、まぁ日々というのはとりとめのない、まとまりのないもんです。そういう事で。

 

 

 

 

 

 

 

歯医 & ロー

2024/3/19

昼、穏やかな晴れ間の中、底から震えるような恐怖を抱えて、歯医者へと行っていました。

別に、何か異常があったわけではありませんが、先日友人から「歯医者行ったら虫歯が6本くらいあった」みたいな話を聞き、そういや最近は検診に行っていないな、と恐れ慄いたのがきっかけてす。こういうのは思い立ったタイミングが最高、隙を見て予定を組み、今日に行ってきた次第です。

虫歯ってのは、マジで面白くないですからね。教訓も兼ねて人生1回くらいはなっておくべきだと思いますが、それ以降は全くオススメしません。痛いですし、何より面倒臭い。人生の数ヶ月をvs虫歯に捧げなければいけないのは流石にコスパが良くないです。

クラシックが流れる、近所の小さな歯医者にて、施術を行ってもらいました。口をあんぐりあけて、中をカチャカチャ弄られるという、人の中でも中々に上位に入る情けなさのこの施術は、何度受けても慣れる事はありません。ぶっちゃけ怖いです。歯医者に行くのが怖いというより、無防備な口に金属のアレコレを放られるのが怖いのです。別にそれで萎縮はしませんが、恐怖心の最低値は保証されています。やってる事はほとんど手術ですからね。怖さで言うなら腹を裂かれてるのとジャンルは同じですよ。これが怖くないなんて人間は生物として間違っています。

結果的には何もなく、綺麗なもんだと褒められて、にへらと笑って終わりました。口の中はもう、拭きたての窓のように格段にスッキリしていますが、口内を冷やしたあの金属の温度と感触は、歯に塗られた薬剤よりも、いつまでも後味悪く口内に残り続けていました。歯医者に恨みはありませんし、むしろ感謝するべき立場なんですが、やはり歯医者ってのは、行かないに越した事はないもんですな。

 

 

 

 

 

 

ヘッドホンの中の遊泳

2024/3/18

先日、録音したベースやらギターやらを整理したり、編集をしたりしていました。我ながら、ミニトマトでも生育してんのかってくらいスローペースではありますが、それでも少しずつ、少しずつ出来上がってきています。

細かなニュアンスを聞くためにヘッドホンで作業をしていたのですが、ついついヘッドホンとギターの音量を上げてしまい、ついつい気持ちよくなってしまいます。ドラム、ベース、歪んだギターが重なる瞬間のカタルシスってのは、何年経っても最高です。自分で弾いてんなら尚更ですな。

録りや編集を、本格的に自分でやり始めて数年が経ち、それなりには腕前もまとまってきたと思っています。まだまだ知らない事だらけですが、とりあえず、我々の音源を仕上げるのならば、私が作ることでそれなりのものは担保できていると思います。本当は「私が作るのが最高」と言いたいのですが、流石に一流の方々を差し置いてそれを言うのは少し傲慢が過ぎるのでね。今はこの立場に甘んじておきます。それでも、私にしかできない編集を、しっかりとするつもりです。

録音したギターやらベースの、ノイズ部分をカットするだけで、グッと曲っぽくなり、テンションが上がります。少しずつ、曲が出来上がって行くのでこの過程は、やはりたまらんですな。編集がひと段落ついても、しばらくはヘッドホンをして聞いていました。無から有が生まれつつある、このやかましい狭間の中を、いつまでも遊泳していました。

 

 

 

 

 

 

 

音楽のはじまり

2024/3/17

前にも書いたかもしれませんが、最近、ちょっとした流れにより人にギターを教えています。

もちろん「格好いいファズの踏み方」みたいなのを教えたいのはやまやまなんですが、結構、きちんとイチから教えています。教えられるような腕ではないのは自覚しているのですが、始めるきっかけであったり、わからないことを教えたりはできますので、そういう形で人の役に立てるのならば幸いです。実際、始めたての時って本当に何もわからないですからね。私もそんな、アレコレ聞ける人が欲しかったです。

 

人に教えていると、自分の始めたての時期を思い出しますね。中学時分、「ギターやりたい」なんて言うのが恥ずかしく、夜中にこっそりと親のギターを触ってみたりしていました。なんと可愛いやつめ。結局は何もわからず、顔を赤らめながら言う事になったのですが。

その後は家ではギターを抱えて、結構熱心に弾いていましたね。みながテレビを見ている時も弾いて、よく怒られたもんです。仕方なく番組中は運指の練習をし、CMになった瞬間弾き出す、なんて事もやってました。弾く、と言ってもロクに弾けないので、弾けるようになったフレーズ、ピロウズのサードアイのリフだったり、アジカンの君という花のリフだったりを、繰り返し繰り返し弾いていました。リフなんかは「弾いてる感」がわかりやすく出るので、とても楽しかったのです。ウキウキで弾いていましたね。

何にしたって、新しいことを始めるのは素晴らしいことです。楽しいことです。できなかったことができるようになるのは至上の喜びがあります。「○歳から始めるのは遅い」なんて心無い人は言いますが、早いとか遅いとかないのです。やるかやらないかしかないのです。やらなくても別に死も不便もありませんが、やればこれからが楽しくなる。ただそれだけです。

ギターに限らず、楽器は良いですよ。美しい音が奏でられるようになるってのは、それだけで今生が豊かになります。正しく揺れ動く倍音は、鼓膜だけでなく皮膚からも浸透し、心臓を優しく包みます。それだけで、ほんの少しだけ、豊かになるのですよ。科学的にどうとか、心理的ストレスがどうとか、そんな事はどうでも良いのです。美しい音がただ鳴る、それだけで良いのです。

弾けるようになれば、わかりますよ。興味があれば是非弾いてみましょう。それはとても素晴らしいことですから。

 

 

 

 

 

不起訴の不規則

2024/3/16

昨夜の練習から、今朝は仕事でした。昨夜の帰宅は朝になったので、そこから3時間いかないくらいの睡眠時間でしたが、「2001年宇宙の旅」よりちょい長いと考えると、そこそこ眠れたように感じます。あれは長い。名作なんですがね。

実際、覚悟がキマッていたせいか、日課にしている運動のお陰か、仕事でもそこそこ元気に立ち回る事ができました。途中、「何故こんなに元気なんだ?」と怖くなったくらいです。日々の中には7時間寝ても眠い日もあるので、その辺りは本当によくわかりません。寝起きの機嫌や調子なんてのは、もはや運の領域だと思っています。

それでも仕事終わりは、流石に何もできず、そのままマットレスに沈みました。数時間眠って、起きたら夕食を食べ、今です。我ながらよくわからん生活をしています。夕食というより、感覚的にはもはや朝食に近いです。時差ボケってこんな感じなんでしょうか。たぶん違うでしょうが。

 

規則正しい生活、なんて憧れた時期もありましたが、私にはどうも無理そうです。夜眠って朝起きるような、朝の仕事をしていた季節もありましたが、うまく馴染みませんでしたね。規則的な生活だと、中々「没頭」ができんのです。作業にしろ遊びにしろ、没頭してしまうと数時間が消失してしまうので、大抵の場合規則から逸脱します。この「没頭」で作業を怒涛で進めたり、ゲームやアニメなんかを一気に終わらせたりしているので、これができないと私の日々は、あらゆる効率が下がります。

なのでまぁ、適当に、なるように生きていきますよ。もちろんしっかりと軸を持った上で、やりたいようにやっていきます。不規則な生活は身体には悪いのかもしれませんが、心に悪いより多少はマシだと思っています。

 

 

 

 

 

ノゾム オア ノット

2024/3/15

ノンフィクションは、これより練習です。

「練習でした」ではなく、これから練習です。今から練習に向かうまでの5分で、なんとかブログを終わらせてしまおうと思い、急ぎ液晶に指を這わせています。しかしこういう時に、誤字脱字は増えてしまいますのでね、急ぎながらも、慎重にやる次第です。

現在23:55、金曜日とはいえ、いくらなんでも深夜練習ですね。夜に動くのはそれほど苦ではないのですが、明日私は朝から仕事なので、そっちの方がツラいですね。まぁ、仕事も練習もこの形がベストなので、私の気持ちや状況で動かすと、その方が面倒になってしまうのです。甘んじて受け入れるしかありません。

普段はそこまで忙しくないのですが、たまにこんな風に、局所的に忙しくなる瞬間があります。忙しいのが良いとも思いませんし、暇が絶対に良いとも言いません。大切なのは、ただ、それが望んだ忙しさであるのか、望んだ暇であるのかではないでしょうか。望まない忙しさは苦痛ですし、望まない暇さはもっと苦痛です。

それなりに、望むべき忙しさではあります。望む人生に、しっかりと臨んで行きますぜ。

 

 

 

 

 

 

海の生活

2024/3/14

昼、ラーメン、もといちゃんぽんを喰らった後、久々に銭湯をキメ、ふんわりとお散歩していました。海が近かったので、海沿いにある公園にて、子供どもの歓声を聞きながら、ぽつぽつと歩いていました。

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海は良いですね。好きですよ、海。じっと波間や、砂浜に残る潮を見るのも好きですし、陽の光が反射して輝いているのも美しいですね。海が広がる場所では、必然的に空も広がっているので、開放感があるのも好きです。総じて気持ちが良いですね。自然の雄大さを感じます。母なる海、とはよく言ったもんです。

好きな割に、あまり海とは縁のない生活を送ってきました。夏になったら海でバーベキューみたいなキャラでもないですし、子供時代でも、たまの夏に家族で行くかどうか、という程度です。海釣りもしませんし、サーフィンなんて想像したこともありません。兎角、生活圏に海がないもので、あくまで海は私にとってイベントの場所でしかないのです。

海が生活圏にある人生、憧れますよな。海を見ながら登下校とかしていたら、人生にどんな変化があったのでしょうか。日々の散歩で海沿いを歩くことができたら、思想にどんな影響があるのでしょうか。来世に期待をしています。何かが変わるのは、絶対に間違いないと思っています。なにせね、あんなに雄大なんですから。