ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

1月8日

6:40に起床。

すっきり目覚め、バナナと湯を入れる。

もはや定番の流れ。

 

朝の、何となく空いた25分くらいってのは、使い道に困る。何かやるには短いし、何もせぬには勿体ない気もする。

こういうときに自分にプラスな行動ができるやつが強いのだろうか。私には無理だ。

ネロリと時を過ごし、仕事へ向かう。

 

地下鉄に乗って向かう。

電車の10分ぐらいっていうのもまた結構困ったもんだよね。少し本を読んだりするもいいけれど、気が乗らない時が多い。

 

始業。

数ヶ月もせず捨てるブツのために、うん時間をかけて準備するのは、とても気持ちの良いものでは無い。別に仕事に大した意味なんか求めていないが、意義は大事だと思うのだ。

もらえるお給金は変わらないので、まぁ、まぁ別にいいのだけれど。

 

それなりに暇な客入りを、それなりの接客でくぐり抜け、それなりの疲れで仕事を終える。

大体がそれなりであった。

 

しかしこう、貧乏くじといいますか、自分は悪くないのに、自分が謝らなければいけないのは、嫌なもんですな。世界が歪む。歪みに合わせて精神的関節が曲げられ、きしみ、痛む。

それもまた、仕事なのだけれど。

 

こんなもんですよ。

愚痴るのもあまり良くない。

大体は、私の実力不足である。

そんなわけで1時間850円の身売りは終わる。

 

終わった後、私は決戦に向かう気持ちで、警固の大地を縦断し、リンゴのマークが素敵なあの店へと入る。

店内はやけにこざっぱりというか、机と、空間と、パソコン、携帯しかないのは、小綺麗ではあるがやはり異様である。何かしらの脅迫観念を感じずにはいられない。ここに閉じ込められたら私は3日位かけてやんわりと発狂する。ヤマダ電機とかのほうがかえって落ち着くと思う。

 

そして、買う。

 MacBook Proである。

いま音声入力したらそのままアルファベットが出てきたので驚いた。すごいぞ iPhone、これも出てきた。

ウィンドウズ、出てこんのかい、ウケる。

 

保証込みで、30万である。

それなりに、捨て身である。

お金は、実家との心遣いのやりとりにより工面した。別に貰った訳ではない。

 

あれだね、買って気が付きました。

街中でどや顔でMacBookを広げ仕事をする人間が、巷では嘲笑されているが、買ってみるとわかる。

これを買ったからには、とにかく仕事をしなければならない。遊びで使えるものでは無い。どこであろうが、仕事ができるのならばしなければならない。

 

と言う気持ちになった。

なるほど、彼等は追い詰められていたのか。

そして、私も追い詰められるのか。

 

上等だよ、あがいてみせるぜ。

 

お店のお姉さんと談笑しながら初期設定を終える。お姉さん方2人はケタケタとても楽しそうだった。楽しそうなのは、良いですな。平和です。

最終的に私の画面が描かれた名刺を押し付けてきた。曲は聞いてくれただろうか。

 

 MacBook Proを持って帰宅。

道中落としてしまわないかとヒヤヒヤしてしまった私は小心者である。

いやでも、こういう時にやらかす男である、わたし。経験則を甘く見るな、なめるな畜生め。

無事に、帰宅。

 

とりあえず、とりあえずはだ、新しいパソコンはあるが、今は先に歌詞を完成させなければ、いろんなものが動かないんだ。

考える、考える、考えるも、なんかよくわからなくなってくる。

歌詞ってどうやって作ってたっけな。歌詞を作るときいつもわからなくなる。

 

テーマと、言いたいことと、伝えたいこと。

それを私なりに小難しくこねくり回し、いい感じにするだけなのだが。

「いい感じ」て何だよちくしょーめ。

 

絞ったらちょっとだけ出てきた気がする。

ので、とりあえず実家で飯をいただく。

入浴中、さっき出たちょっとが引っ込んでしまう。おいおい勘弁してくれよ。

 

しばし現実を逃避する。

ポルカドットスティングレイが武道館をやるらしい。すげえな。

武道館ねぇ、何年か前からいろんなバンドやりすぎじゃない?やりたいやりたくないとか以前に「とりあえずやってハクつけたろ!」みたいな思惑が見える気がするんだよなぁ。なんか自然じゃない。

まぁなんと負け惜しみ以下の台詞ですこと。

 

そうこうしているうちに時間が迫ってきたので、ブログを書き始めて今。

「朝の方が思考が回って良い」と言う情報を鵜呑みにして、寝ます。ちょっとだけ本を読んで。

 

明日何とか歌詞を完成させねば、正味、やばいぜ。

 

○摂取したもの。

毎日読みたい365日の広告コピー

ソクラテス口説き

ハッピーエンドにさよならを

 

 

気づけば先日買った物のほとんどが短編集でしくじっている。

短編集は、入りやすいが、1編終わるごとに抜けやすいので、一気読みに向かないのだよなぁ。しまった。