ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

1月7日

7:20、起床。

昨夜の不調は杞憂に終わる。なんの異常もなく、むしろ好調まである。

昨日の不調は、恐らく実家での天麩羅の食べすぎだと思われる。なんとも。

 

とりあえず、いつものように、お湯とバナナ。を我が肉体と同化させる儀式を始める。要するに食べる。格好つけながら朝日を眺める。完璧である。「完璧」の「璧」は壁ではないことを知ったとき、衝撃だったよね。

 

なんとなく頭を動かしながら、ネットの波に乗る。そのうちにFateの劇場版を見る。アニメ映画である。ゆうて私も、見てるアピールしないだけでそれなりにアニメはたしなむ。面白いものは面白い。それについてはそれなりに雑食である。

アニメーション技術の進歩に感動しながら今日やることを考える。

 

とりあえず洗濯機を回し、小説を読む。

「さよならドビュッシー」そろそろトドメを刺さねば。

業務はどうしたって?映画を見たり、本を読むことだって業務のうちのはず。だってほらクリエイターですから。この免罪符は強い。

 

でも実際、何かに感動し続けることは大事である。感動できるかはさておき。求め続けなければならないのは、間違いは無い。

 

最終章前で止め、昼食にす。

昼食といっても袋ラーメンは温める位のもの。

 

このぐらいの食事ならば時間がもったいないので、食べながら「プロフェッショナル〜仕事の流儀」を見る。羽生善治の回である。

ストイックやなぁ、と思いながら、生姜を混ぜ込んだ塩ラーメンを食べる。

「30代で直感や反射神経が衰えた」と聞いて、もうすぐ30になる私、震える。

 

将棋はできるが、大局すぎて苦手である。心理戦は好きだが、考えることが多すぎる。私にはポケモンバトル位がちょうどいい。

(あれも結構突き詰めるととんでもないけど)

 

さて、今日はいろいろ見すぎである。そろそろ動かねばなるまい、と音楽制作ソフトを開く。

今度レコーディングする曲を入れようとするも、そうなんだよまだ歌詞ができてないんだよ。いつもここで引っかかる。

考えていると、いろいろとどうしようもなくなってきたので。とりあえず外に出る。

こういう時は、何でもいいから、とりあえず動くに限る。私は外に出る。

 

外は天気が良いが、やはし寒かった。

それでも、川沿いはとても気持ちが良い。

歩きながら色々と考える。

いつもの野良猫に「お疲れ様です」と挨拶し、考える。

1歳くらいの子供に笑顔で手を振ったら何となく避けられ、苦笑しながら考える。

コンビニでコーヒーを買い、飲み、考える。

 

歌詞について考えていたらいつの間にか人生について考えている。

そりゃそうか、人生について歌っているんだから。

しかし、今日は思考の指向性をミスってしまったが、どんどんとダウナーのほうに向かっていく。

これはいかんと五感に刺激を与えるべく、スーパーでハムチーズのパンを買い、食べる。抵抗がしょぼすぎないか私。

それでも、少し気分が良くなる。ちょろすぎないか私。

 

歌詞は浮かばなかったが、なんとなく方針見えたので帰宅。

考えはそれなりに行き詰まったので、 15分だけ眠り別の業務に走る。

 

新曲に少しだけ手をつける。

2週間後にレコーディングなのだが、それで録る曲ではなく、さらに先の曲である。

構想はあるのだ、今のうちに形にしておかなければならない。パタパタと、音楽ソフトでドラムを打ち込む。手慣れたもんだぜ。

しかし、これもやってる内に行き詰まったので終わる。

 

実家へ赴き、食事をいただく。

また戻る。

 

ソウイチロウ君と、いろいろと打ち合わせをする。今度のレコーディングについて、予定について、雑談、お説教などいろいろ話す。

 

お嬢とも電話をしたかったが、出ず。

お雑煮を食っていたらしい。なんたる。

 

本を読む。

「さよならドビュッシー」読了。

面白くなくはなかった、が、いまひとつ好みには合わぬ。

煮え切らない思いを飲み下して眠る。

 

 

○摂取したもの

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」

プロフェッショナル〜仕事の流儀〜

さよならドビュッシー 読了

ソクラテス口説き方(エッセイ)