ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

2月16日 ライブ日記 feat.睡魔

先に言っておこう。

本日のブログは、山口県は岩国という街でライブをしたのち、朝5:20に帰宅して書いているものである。

正直、思考は朦朧、意識もおぼつかない、短期記憶はほとんど眠りについている状態である。

なので、今日の文章、おかしい部分があったなら「ああ、こいつは疲れているんだな」ぐらいの感覚でいてください。

 

 

 

朝は8時に起床。

昨日は体調が不安だったので、夜の11時に寝た。流石の9時間睡眠、それなりに落ち着いた部分はある。

 


しかし、そこは容赦のない私、プラスで1時間の睡眠を喰らわす。

9時に目覚める。計10時間睡眠だ、これには不調もひとたまりもない。食事と睡眠に勝てる薬効などないことを思い知れ。

 


本日はライブである。

とりあえず、お湯とバナーナ、体力をつけるべく、実家に贈与されたいなり寿司、納豆、味噌汁も入れておく。

 


満足し、適当にグダグダした後、着替えて荷物を調節、駅へと向かう。

地下鉄と高速バスを乗り継ぎ、小倉へと向かう。

バス道中、後ろの席のスーツ姿の初年配2人組が、車内だと言うのにやたらと喋り、ついには電話までかけ出す始末。

注意する勇気も義理もなく、何度か侮蔑を込めて後ろを見るも、意思は伝わらなかった。こやつらの家族に、この行為を教えてやりたい。

 


それでも、バス車内で、しばし、眠る。

 


北九州に着く、まずはGtソウイチロウ君の家に向かう。本日はライブである。

 


途中のドラッグストアにて、本日の水と、ソウイチロウ君用のコーヒーを購入し、また向かう。

 


着、呼び鈴を押しても返事がないのでドアを開けると、彼はシャワーを浴びていた。開けて正解。

部屋で待ちながらツイッターなど更新し、上がるのを待つ。

 


シャワー上がり、準備を整え、車に機材を詰め、出立。途中サポートDr.みょーちんを拾い、また出発。サポートBaめぐちゃんは別行動であるので、現地で合流する。男3人、いざゆかん。

 


機材と人間3人を乗せた鉄塊は、談笑を燃料にして、山陽道に排ガスを残しては消えていく。

 


岩国ロックカントリー、着。

道中、ソウイチロウ君が高速を降り損ねるミスをしてしまった。おいおい頼むぜ、して、何とか時間通り来ることができた。

 


岩国ロックカントリー、搬入をする。

車からライブハウスに、機材の存在を動かし、店の人と挨拶を交わし、落ち着く。さぁ搬入だ。機材を、入れはじめる。

 

 

毎回この、搬入ってやつは本当に辛い。

アンプが、物販が、重いのだ。

終わり側に「搬出」もある。

お楽しみにください。

 

だめだ、のうが、もう、うごかぬ。

また、明日、ついき、、て

 

 

 

 

 

(2/17 15:56追記)

昨夜はここまで書いて、ブログが終わっていた。

 

正味、見るに耐えない文章である。

最後の方なんか、ライブハウスに機材を搬入して、落ち着いてから、また搬入をしようとしている。どうした。落ち着け。

 

書き出しで予防線を張ってはいるが、その予防線すらも日本語が怪しい。どうなっている。

 

消そうかとも思ったが、なんか面白いので残しておく。続きを書き始めます。

 

 

そう、岩国ロックカントリーというライブハウスに、搬入を終えたところから始める。

 

搬入を終え、しばし共演者と談笑、リハーサルを始める。

岩国ロックカントリー、何度も出させて頂いているゆえ、かなり、やりやすい。詳しく分析したことはないけれど、音の巡りにクセがない気がする。良き。

サポートBa.めぐちゃんは久しぶりの登板なので、繋ぎと新曲の確認を重点、いい感じでリハーサルを終える。

 

リハーサルを終えたのが16:30、顔合わせは17:00、出番は19:00。

直前にモノを食べると歌えなくなる私、飯を喰らうには微妙な時間帯である。ガッツリ食べるなら、少なくとも、出番の3時間前には済ませておきたい。つまりもう、無理。

 

仕方ない、善は急げ、ソウイチロウ君に片付けを頼み、足早にコンビニを目指す。適当なパンを2つ掴んでむさぼり、コーヒーで流す。

腹具合は、ぼちぼち。

まぁ、悪くはないだろう。

 

顔合わせを終え、楽屋へ。パソコンを持ってきたので、作業をしようと思い、準備を始めるも、10分で終わる。これは無理、ライブの準備をせねば。まだ合間のMCも考えていないのだ。

 

準備運動をしたり、ギターを弾いたりして、すごす。なんか楽屋が静かだったので、これはいかんと、適当に、喋る。反省はしていない。

 

して、すぐに出番である。

入場のSEが鳴り、爆音と共に入場する。この、SEで入場してから、音を発するまでの時間は、現実のような、夢のようなとても不思議なものに感じる。ライブを始めて十年経っても、この感覚は不思議で、しかし心地よい。

 

合図で、ビートとディストーションを刻み、削り、思考を混ぜて空間に散布する。

歌い、弾いて、喋り、噛み、吠える。

身体と精神をギリギリまで追い詰めたものを、放出する。それは私のできる最大限であり、それは私のすべてである。

ひょっとしたら、これが真の意味での、等身大なのかもしれぬ。

 

トラブルもあったが熟練度でねじ伏せ、「無事に」ライブを終える。とても、楽しい。

 

ライブ後、共演者のライブを見たり、話したり、ツイッターで事後報告をするなどして、過ごす。

ライブを見ながら、何故か自分が大学生の頃、サークルでコピーバンドなどやっていた頃を思い出し、勝手にエモーショナルを感じる。

 

大学時代、いまだにあの期間は、整理がついていない。散らかっているわけではないのだが、どこに直してもしっくりこないものが、まだ床の上に転がっている感覚。

不思議な時代であった。

 

興行が終わり、打ち上げが始める。

主催のファニーパッチの皆様は、とても若い、羨ましい限りである。続けられる限り、続けて欲しい。バンドは、楽しいぞ。ギリギリで楽しいぞ。ギリギリで。

店長のスミさんとも話したり、次の岩国を決めたりする。本当に、いつもお世話になっている。バンドなんてのは常に息苦しいものではあるが、こういう方々のおかげで、少しだけ、深呼吸ができる。

 

夜も遅くなり、岩国を後にする。

車に乗り込み、ソウイチロウ君がエンジンをかける。

寒いのに、見送ってくれる方々がいる。ありがたく思いながら、車は発進する。

 

 

数字にはまるで結びついていない我々ではあるが、好きでいてくれる人は、少なからず、居る。

噛みしめるようにして、岩国を後にする。

 

 

道中、ソウイチロウ君がまた道を間違えるが、私は運転をしないので、一切の文句はつけられない。噛みしめるようにして、帰宅する。

 

本日福岡に帰るのは不可能なので、ソウイチロウ君の宅に泊めて頂く。

4:30頃に帰り着き、ブログをつついていくが、前述の通り、である。

全てを諦め、私は目を閉じた。