ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

3月13日 約450帰路の旅

さて、大阪でのライブを終えた我々は、午前2時ほどに、帰還体制となる。


3日間の遠征で皆グロッキーだが、帰らねばならぬ。帰らねば、帰り着かぬのだ。

車に乗り込み、エンジンがかかる。


布陣は、運転Gtソウイチロウ、助手席は私イイジでいく。Dr.みょーちんは運転に備えて後ろで休養。Ba.お嬢は誰よりも早く車に入り、もう眠っていた。

 


発進。

普段は小粋なジョークで場を繋ぐ私も、さすがに3日あれば話題のストックも尽きる。3日分の疲れもあり、ソウイチロウ君の無口運転モードも相まって、ノンフィクション号は沈黙に包まれる。

 


途中、事故があったらしく、高速を降ろされ、1区画下道を走る。疲れている中7時間の運転をしようという我々に、中々の仕打ちである。

ソウイチロウ君、落ち着け。さぁ、ガムでも噛むがいい。

 


高速に復帰、広島の直前ほどのサービスエリアに止まる。ソウイチロウ君は少し睡眠、オブジェと化したお嬢を車内に、私とみょーちんで館内に入る。

 


ソウイチロウ君に頼まれたコーヒーを、私の分も合わせて2杯分、紙カップの自販機でつくる。

みょーちんと、ピエール瀧の話題で盛り上がりながら、コーヒーを飲む。

すると、このコーヒーが、もう、信じられないくらいの不味さであった。

 


いやもう、凄い。味も香りも蒸発し、苦味と雑味だけが喉を通る。通った後の食道が、地獄のようになっている。

冗談抜きで、カルピスと思ったら風邪薬溶かした水だった、くらいの感覚である。申し訳ないが、水道に流す。

 


帰り、甘い物を買って、喉に通す。そうでもしなければ、耐えられなかった、本当。

 


運転アゲイン。

ソウイチロウ君、頑張る。

 

 

 

 


そして、宮島サービスエリアにて、ソウイチロウ君、みょーちんと交代する。お疲れ様だぜ。

私は引き続き助手席と思ったが、ここまで6時間ほど寝ていたお嬢が、「いや、もう眠れないし、暇なんで」と助手席を申し出る。

勝手なヤツめ、とも思うが、素直に有り難い。後ろで私も、眠る。

 


起きると、もう朝であった。

しかし、見慣れない街が見える。聞いてみると、はぐらかされる。どうやら降り口を間違えた模様、まぁ、眠れるからよい。ふたたび、眠る。

 


結局、11時ほどに、小倉にたどり着く。

そこからメンバーを送り、私は、福岡に帰還。私が家にたどり着いたのは、14時であった。

 


とりあえず、飯をくらう。

普段買わない、コンビニの冷凍チャーハンに電磁波をまぶし、お湯を沸かし味噌汁もつくり、納豆も食らう。

まぁ、即席にしては、なかなかいいんじゃないでしょうか。

 


毒にも薬にもならない動画など見ながら、食す。

 


そこから、作業をしようかとも思った、しかし、やはり疲れている。車中で何時間か眠ったとはいえ、3日分のガタは確実にきている。

よし、1時間だけ、眠ろう。

今15時だから、16時に作業を、開始するのだ。

久しぶりの我がベッドに抱きつき、眠りに落ちる。

 

 

 

18:30に起床。

まぁそうなると思ったよ。

完全に予想はできたので、思うところは何もない。さすがに、だいぶ眠気は取れた。とりあえずの負債は、ほぼ完済できたと思う。

関西遠征の疲れをね、完済、ね。うん、ね。

 


とりあえず、ブログを書かねばならぬ。

昨日の、ヤツを、書かねばならぬ。

少し書き置きはあったので、残りを詰めて、投稿する。

 

 

 

少しボヤボヤして、実家へと向かう。

飯を頂く。ウェルカムバック日常。

 


やはり大切なのはバランスである。

日常も、非日常も、大事。

何となく戻る気も失せ、テレビ番組を見ながら。兄と談笑す。

 


23時過ぎに事務所に戻る。

とりあえず換気をし、ブログを書き始める。またブログかよ、さっきも書いたやん、と、思わないこともない。

 


さて、ここらからはライブもあまりなく、ひたすらに作業の日々が始まる。

 


とりあえず、眠ろう。

話はそれから始まるであろう。