ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

3月27日 トゥードゥー巡り

朝は6:40に起床。

アラームに、うめき声でハモりながら、起き上がる。


また昨夜はトラブルと無理をして、夜を更かしてしまう。6時間眠れなかったのは、あまり宜しくは、ない。


さらに本日はバイトである。

くぁー、もう。行きたくはない。今日に限った話ではないが、やはり行きたくはない。しかし行かねばならぬ。嗚呼、無情、である。

 


とりあえず、お湯を飲む。

毎朝おなじみ、卵入り味噌汁と、納豆をキメる。

先日のドラッグストアでバナナを買い忘れたのが痛い。しばらく、バナナ抜きの生活が続きそうだ。


食べ終えた後は、迷ったが、また少し眠る。

10分ほど眠り、起き次第、自転車にてバイトに行くのだ。天気も良いし、これはよいぞ。

 

10分後、自転車を断念。

通勤を電車に頼み、もう10分、眠る。


アラームに、嗚咽でハモりながら、また起床。

眠気が、覚めぬ。なんぞ、これはどうしたものぞ。

しかし、時間である。

出かけの準備をし、観念をし、出る。

 

 

外は、とてもいい天気だった。

少しづつ、街に桜が咲き始めている。

寒さも和らいできたので、自転車で行きたかったのだが、まぁ、仕方ない。眠気には、勝てぬ。


私の通勤時間は、自転車でも電車でも、だいたい30分くらいである。近くはないが、遠い距離でもない。

電車の方が楽に思えるが、電車だと「家→駅→待ち→駅→バイト先」という経由が、それなりに面倒になる時もある。

自転車なら「家→バイト先」だもの。体力は使うが、精神力は使わない。

 


駅に着、電車に乗る。

アナウンスと走行音に揺られながら、街へ、バイト先へ向かう。

 


到、着。

まだ意識は半分泥に浸かっているが、とりあえず着替え、私に割り振られた五桁をパソコンに入力し、勤労を証明する。

さぁ、はたらく、ぞぉ。

 

眠い。

どうしたものか、こいつは、眠い。眠すぎる。


幸いにして店は穏やかであった。死角に隠れ、目を瞑る。この眠気には、たぶん人類は勝てない。そんなに寝てないっけか、私。

 


仕方ない。昼前くらいまで温存しておきたかったコーヒーを、ここで使う。うむ、苦い。うむ、少しは、マシになった。カフェインよ、共に戦おうぞ。

 


昼も過ぎ、なんとか乗り切る。

12時回ったくらいから覚醒し始めたので、そこからは、流れでいけた。ふぅ、危ない危ない。

 


退勤。

本日は夜、小倉で練習であるので、時間を潰さねばならぬ。ネットカフェの一畳くらいを使わせてもらう。

A4を広げて「ヒズミ回奏」用の歌詞を考えたり、サボったりする。ネットカフェは「気になるけど買うほどじゃない」くらいの漫画を読むのに、凄く丁度いいのだ。

 


適当に夕食を入れて、ネカフェを後にする。

バスターミナルより、高速バスに乗る。

 


バスの中で、また歌詞の続きを考える。

パズルのように、形を確かめ、ふさわしい語を、くねくね回転させながら、嵌めていく。

言葉をただ言うだけでなく、流れとして、美しいものにしたいよね。だって詩なんだもの。

 


唸っているうちに脳が限界を迎え、しばし、眠る。

起きたら北九州であった。このバスはもう、乗り始めて8年くらいになるので、眠ってしまっていても、起きる場所で自動的に目が覚めるようになっている。便利これ。

 


今回も、無事に起きる。そして降りる。

夜はまだ、少し冷えるか。しかし心地は悪くない。

 


本日は練習である。

歩いて、機材車を取りに行く。

 


少しだけ遅刻しながら、練習場所へ到着。 

セッティングをし、練習を始める。

 


本日は、また新曲を作る。

新曲たくさんのCDもリリースしてないのに、まだ、新曲を作る。

タイミングが多少無理矢理になろうとも、曲は、作らねばならぬ。

 


以前にデモを送っておいた、3曲分を、合わせる。

あまり聞いていなかったサポートBa.お嬢に色々レクチャァしながら、作る。

 


ジャンジャンと弦を鳴らし、タンドンと太鼓が鳴り、ワァーワァーと私が歌う。

あえて格好悪く書いたみたが、それが合わさって、ひとつの曲に、空間芸術となる。

やはり音楽、面白いのですぜ。

 


3曲分、原型をつくり、少し他の曲も合わせて、練習を終える。雑談混じりに片付けて、帰宅。

本日もソウイチロウ君宅に向かう。

 


ソウイチロウ君宅、着。

ソウイチロウ君は炒飯を作っている。私は寝床でブログを書く。炒飯がやけにいい匂いがする。奴は、そこそこに料理のできる男である。

 


ブログを書いていたが、ダメだ、終わりまで長いのと、眠気が猛烈なアタックをかけてきたので、大人しくそれを受け入れることに、する。

 

 

 

目を瞑って、意識を落とす。