ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

10月1日 完璧の夢

朝は、11時に起床。もはや朝ではないな。

昨日もまた、遅くまで仕事をしていた。5時くらいまで仕事ができる点を見ると、やはり私は、夜型の人間なのだろうと改めて思う。

深夜に寝るのは体に悪いらしいけど、夜に寝るけど睡眠時間が短いのはどちらが身体に悪いだろうか?結構真剣に知りたいのだが、こういう話をすると「どちらも悪いよ!」みたいに言う人がいる。口を閉じろ。

とりあえず、気分は悪い。遅い早いはともかく、直前まで液晶の光を浴びているのは悪いだろうな。これも現代病やもしれない。

 

30分ほど呻き、やっとこさ起きて、水を飲む。本日もまた仕事だろう。さて、何をするか。

とりあえず、昨日からやっている、とある物を調整する。新しいモノ、新しい作品を作っている時は、楽しい。とても楽しい。こういう事ばかりなら、人生はもう少し楽しいのであろうが。

諸連絡を送り、確認を取りながら調整。それが終わったら、付随の画像も作る。レコーディング音源の見直しをする。最終調整は明日である。入念をしなければならぬ。

夕方の少し前、新音源用の弾き語り曲を、もう一度録り直す。自宅で、アコギと、アイフォンの録音機能で、一発で、録る。

1時間ほど、歌う。それなりに納得のいくテイクが録れたので、一安心である。この録音環境では、録った後の編集などできない。誤魔化しがまるで効かない音楽。真剣勝負である。

もちろん、多少なり、ヨレはある。完璧なテイクを目指すべきであるが、完璧なテイクを録ろうと思ったらそれ相応の、金か、時間か、人生かを使わねばならない。その余裕はない。

突き詰めるべきだが、究極に突き詰めすぎると、バンドは終わる。少なくとも、我々のように身を削ってバンドをしている人間は、削られすぎて心臓まで到達する。

 

言い訳をするつもりはないが、要は、大事なのはバランスである。という事。

 

録り直した音源を調整して、改めて先方に送る。明日の調整の打ち合わせをして、新音源の曲間の調節もして、先の成果物のアップロードもして、昨日録り終えた「ヒズミ回奏」の編集とアップロードもした。

自分でも何が何だかわからなかったが、とりあえず、終わらせた。お疲れ様です。

 

終わったら、夜。実家へと赴き、飯と入浴を頂き、すぐに出る。本日は、北九州にて深夜練習である。ギリギリになってしまったので、電車で街へ、高速バスで小倉へ向かう。

 

日付を越えたくらいで、小倉FUSEに到着。今回のサポートBa.岡田くん(SOUSEMOMENT)と共に、ディストーションを鳴らす。

この岡田くん形態も、回数がだいぶ重なってきた。良くなってきたと思う。やはりバンドは、人間関係よ。間違いなく。

ジャッジャッと合わせて、練習を終える。片付けて、明後日のライブの打ち合わせをして、帰宅。ソウイチロウ君と、ソウイチロウ君宅へ行く。

私は、明日福岡で音源の最終調整があるため、朝が早い。早く寝ればいいのに、また何か、雑談が終わらない。寝ればいいのに、と、たぶんお互いに思いながら、どうでもいい会話を重ねる。

 

いい加減に、眠る。ソウイチロウ君が起こしてくれるらしいので、安心して、眠る。

もう一度言うが、安心して、眠る。翌朝の悲劇を知らずに。