ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

12月27日 トゥービー オア

朝は9時30分に起床。

ダラダラと携帯をいじりながら、起きる。

数日前に仕事は納めたので、バイトはない。代わりに、やらねばならぬことが沢山ある。ワンマンはもう、目と鼻の先である。

 

起きて、お湯を沸かす。昨夜実家からもらったパンを、少し焼いて食べる。コーヒーも淹れて、飲む。余ったお湯は水筒に入れ、いつでも飲めるようにしておく。これとコタツが私の防寒である。

さて、本日は深夜、練習である。ワンマンは明後日、出たらもうそのまま北九州に滞在するので、準備を整えていかねばならない。

どうせ、ギリギリになって慌てるのだ。クレバーイイジは、今のうちにあらかじめ入れる荷物をまとめて、置いておく。

さて、そうしたら動画制作に入る。ちょっと特殊な動画を今作っている。面白いものにはなると思う。切って貼って切って貼って、音を合わせて練り上げる。しかしやはり、動画制作は精神が削れる。

 

数度サボりながら、ひと段落。またコーヒーを淹れる。飲むと、スッと精神が落ち着く。コーヒーは、良いな。依存かもしれんけど。

少ししたら、昨夜のうちに刷っておいた物販のロングTシャツに、アイロンをかける。模様が大きく、アイロンも大変である。

しかし頭を使わずにできるので、楽。適当な漫才を見ながら、熱する。

 

終わったら、また数通、ワンマンの勧誘の連絡を送らせてもらう。とにかく、来て欲しい、とにかく、見て欲しいのだ。それほどまでに、大事なライブなのである。お願い、いたします。

 

さて、出る準備をする。

パソコンを包み、着替えを作り、ワンマンの為に用意した色々を、キャリーケースに詰めに詰める。何度確認しても、忘れ物がある気がして、とても怖い。何度も何度も、確認する。確認だけで30分以上使う。大事なものを忘れたら、取りに帰るのに、それだけで3000円プラス4時間くらいかかるのだ、念入りに、する。

意を決して、事務所を出る。外はもう夜である。年末の夜の空気がする。気が、引き締まる思いである。良い。

キャリーを転がしながら、まず実家へ。食事と、頼んでおいた印刷物を受け取る。ありがとう、ございます。

母に駅まで送ってもらい、電車に乗り込む。本当にお世話になっている。頑張らねば、ならぬ。

 

街から高速バスで北九州へ。

ソウイチロウ君宅より、車を発進させ、小倉へ向かう。これから練習である。ワンマン前最後の練習であるが、Ba.お嬢の体調不良により、短時間で済ませなければならなくなった。

ヤバいが、仕方ない。やらねば、ならぬ。

 

FUSEに集合。メンバーとも合流する。機材をを入れたら、練習を始める。1時間という時間では、ワンマンを通してやる事すらできないので、慣れた曲は飛ばし、普段やらない曲と繋ぎの部分に注力する。

結局1時間とすこしだけやって、練習を終える。お嬢をすぐに車で送ったら、またFUSEに戻って、片付ける。

練習量は、ぶっちゃけて言えば足りない。だが仕方がない。各人、そこまでの落ち度はない。

配られたカードでやるしかないのだ。

大丈夫、こちとら十年バンドやってんだ。

大丈夫、大丈夫だ。

言い聞かせながら片付け、そのまま帰る。

 

ソウイチロウ君宅に戻ったら、寝床に寝転びブログを書き始めるが。眠気が立ってきたので、眠る。

 

ワンマンまであと2日。

大丈夫、大丈夫だ。