ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

リメンバーズハイ

 

 

 

 

2021/5/2

 

リメンバーズハイ

 

ノンフィクション、小倉FUSEにて、ライブでした。張りに張ったライブをさせて頂きました。やはりライブは、とても楽しい。ありがとうございましたぜ。

共演だったエリカさん、ドラムである大田さんとの2人バンドだったのだけれど、昔はスリーピースのバンドをしていて、私はそれを結構見ていました。自主企画にも出てもらったりしていました。もう7年とか、8年とか前になる話ですが、歌うのを続けているのが私は本当に嬉しい。当時小倉FUSEで歌っていた歌は今日も鳴り響いて、当時の情景がフラッシュバックするようでした。

大体みんな、辞めていきました。そうですね、「大体みんな」と言って差し支えないくらいの人数は、間違いなく辞めていきました。「俺は辞めないですよ」って言ってた奴も、みんな辞めていきましたよ。

 

何というか、もちろん私も好きでやってるし、「仲間がいなくちゃ楽しくない」、なんて人間でもないのですが、それでも人がいなくなるのは寂しいもんです。なくなってしまったバンドのMVの、ボーカルの紅潮した顔に泣きそうになる事もあります。

強要も強制もできません。しかし彼等だって楽しかったはずです。同時に発生する苦しさとか面倒くささに、楽しさが勝てなかったので辞めてしまっただけで、今やっても楽しいは楽しいはずなのです。その楽しさは、間違いなく嘘ではないはずです。

仕事は楽しいですか、きっと楽しいのでしょうか、別にそれを非難はしません。でもあの楽しさも、私は思い出して欲しいです。忘れられるわけがないですから。

 

そして、そういう事を言うなら、まず我々が辞めてはいかんですな。いつまでも、前線に居たいと思ってます。変な大御所感を出して、全然ライブしなくなるのではなく。いつまでも、曲作って規模の大小関係なくライブやっていきたい。残っている人たちと、新しく来る人たちと、帰ってくる人たちのために。そしてもちろん、我々のために。