ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

獣がるけもの

 

 

 

 

 

2020/6/17

 

獣がるけもの

 

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ラーメンは、うまい。これは真理であります。

昨日、ラーメン屋にてズルズルとすすり、本日、また自宅にて、自作してすすりました。自作言うても激安の麺と激安のスープなのですが、それでもまぁ上手いもんです。ケムリごと豪快に麺をすすれば、脂が味覚に染み込んで、脳を破壊するような快楽が、あるわけです。

こんなに、わかりやすく旨い食べ物は、そうそうないでしょう。わかりやすく旨い、というよりは、もう、馬鹿です。馬鹿。馬鹿の食べ物。最高。

味覚ってのは、その身体に必要なモノを「うまい」、危険なモノを「まずい」と感じる信号を発して、脳をコントロールするのです。うまいものは必要だからもっと食え、まずいものは危ないから食うなと、そうやって身体の健康を維持するわけです。

ならばこの、ラーメンという身体に悪い食べ物代表に対して「うまい」と感じるのは、実は中々にえらい事でありまして。脂というものがそもそもカロリーが高く、それゆえ人が「うまい」と感じてしまうのを利用して、脂を過剰にぶち込みまくり、味覚に無理矢理「うまい」と感じさせているのです。その代償に、健康にはとても悪くなる。こうして「うまい」と感じながら身体に悪い、バグみたいな食べ物が爆誕したのです。まぁラーメンだけじゃなく、いわゆるジャンクフードは全部そうなのですが。

しかもね、みんなそれが、身体に悪いと知りながら積極的にすすりに行く。これは相当に頭が悪い。霊長類最高の頭脳を持ってこれ。チンパンジーが泣いています。

 

まぁ、結局、食べるのですがね。なんてったって、うまいし。

何も考えず、うまいと感じるモノだけ食うのはもはや獣ですが、たまには獣になるのも、良いんじゃないかと思うのです。

そうそう、人間かて、結局は獣なんですから。

人間でいるのもストレス溜まりますからね、時には発散をせねばね。