2020/7/27
そういうことじゃねぇんだよ
具体的に何、という訳ではないけれど「そういうことじゃねぇんだよ」と思う事が、生きているとたびたびある。
これ、思う回数が多ければ多いほど、この世で生きるのが向いていないというある種の指標になる。この言葉を吐く時、だいたいの「そういうこと」は多数派の意見であるからだ。少数派は尊重こそされ、そちらに合わされる事はない。
しかしこれはもう、仕方がない。少数派に合わせていたら世の中はおかしくなってしまう。すべてのハサミが左利き用になれば、世界の回転率は大いに下がる。これはもう、仕方がないことだと思う。
それでも、「そういうことじゃねぇんだよ」という言葉は、世の理や習慣を越えた位置に独立している、心根の旗のようなモノである。その実は単なる棒と柄付き布は、それでも自己を象徴するものなのである。
いつまでも、言っていきたい。「そういうことじゃねぇんだよ」。言い訳に化けぬよう、気をつけながら。