ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

エスケープフロムエスケープ

 

 

 

 

2022/10/16

エスケープフロムエスケープ

友人と狂人との旅路より帰宅し、現在日常の狭間にて、ブログを書いております。

大変楽しい旅でした。初日の合流後「楽しい」と思っていない時間がなかった。いつもいつの間にか切れているこの携帯の充電が、今日の夜に解散した時には15%くらいしか減ってなかったです。スマホなんて見てる場合じゃなかった。カメラもほとんど使わず、風景は網膜と脳裏に焼き付けました。充実した旅路でした。感謝です。

こういう日を体感してしまうと、すべての日がこんなのだったら良いのにと思ってしまいます。スマホなんて使わない、カメラなんて要らない、友人たちと楽しく会話ができればもうそれで良い。そう思ってしまいがちです。実際今は思ってます。

しかし実際はそうはいかんです。もちろん現実的な生活面とか社会的な問題も多々あるのですが、そうじゃなくても、日々のしがらみの中でしか生まれない感情があります。そうでなければ生まれない曲があります。そうでなければ出てこない言葉もあります。そういうものがこの世の中には、結構あるのです。

この2日間は悦楽の限りを尽くしました。享楽の限界まで高まりました。これはこれで素晴らしいもんです。しかしこの日々の中では、泥まみれの名曲みたいなのは生まれないのです。もちろん、これはこれで素晴らしい作品が生まれる事もあるでしょうがね。生憎私はひねくれているので。

なのでまた、仕方なく、日常のしがらみの中に戻ります。辛いことはしたくないし、苦労なんて無い方がいいんですが、それらは決して悪いものではないのです。清濁なんでも飲み込んで、明日からまたなんか作ります。今日はただ、ほのかな眠気と共に、悦楽の余韻をじっくりと味わうのです。