ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

雨に唄えばオーバーラブ

 

 

 

2020/9/24

 

雨に唄えばオーバーラブ

 

福岡、アーリービリーバーズにてライブでした。

大阪、それでも尚、未来に媚びるとのツーマンライブ。本来は4月に我々の主催でやる予定でしたが、流れてしまったその公演の、リベンジができました。

ありがとうございました。

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それ媚びは、強い。

ライブを観ていると、5人が一個の生命体として見える瞬間がある。もはや合体して巨大化、みたいなもんである。ひとりひとり、ではまず勝てん。

この状況下でも、めげずに全国を飛び回っている。大阪では主催もやる。流石に本数は減ったが、ストロングスタイルは健在である。

ライブも、見事であった。髪の毛を振りかざし、たまにプレデターみたくなるVoがーこ君の歌と言葉は、ライブ様相や曲だけでなく彼の人間性から、それ媚びというバンドのスタイルから、決して嘘ではないと見せつけられる。私は「昨日のこと」がめっちゃ好き。

闘うように、舞うように、貫くように、演る。彼等は、とても、強い。

 

しかしね、我々ノンフィクションも、負けはせんのよ。

我々も、強いぞ。彼等とは若干ベクトルが異なるかもしれんが、我々も、強靭に、強い。それは当たり前だが、私が一番、一番よく知ってんだ。

この日はとてもいいライブができた。ツーマンの、我々は先攻だった。ツーマンの相手はそれ媚びなので、決まったその日から緊張感が溢れた。下手なライブをすれば、巨大プレデターに駆逐される。限界を越えねば、ならぬ。
結果、限界を越えられたと、思う。それ媚びはやはり強かったが、きちんと反撃できたと、思う。間違いなく「ツーマンライブ」ではあったはずだ。
乗り越えて、我々の結束も固まる。サポートベーシストよたれ氏とも、だいぶ合致してきた。今後は益々、良くできるだろう。
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ライブ後に、がーこ君と色々話す。彼とは同い年である。それが本当に嬉しい。お互い30を越えてしまった身、同世代は本当に少なくなった。ほとんど消えるか消えたも同然の中、残っていることが、私は嬉しい。
片付けて、ラーメンを食べたら、我々は帰る。それ媚びに次会える日は決まっていないが、そう遠からずあるだろうし、我々も彼等も辞めはせんだろうので、別れはあまり惜しくない。

また、遠からず。

 

そういえばこの日は1日雨であったが、あまり印象に残ってない。心は晴れ上がっていた、なんてチープな表現はしたくないけど、実際ライブハウス内は、結構色んなところが晴れていたように思える。変な話だな。

帰り車内は、相変わらず馬鹿な話をして帰る。車を打つ雨音が聞こえないくらい、笑いながら帰る。ツアーが懐かしく、恋しい。