ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

福岡におけるラーメンの考察

 

 

 

 

2020/11/25

 

福岡におけるラーメンの考察

 

水曜日、仕事をしない日にしている。そして、ラーメンを食らう日にしている。そう、福岡人たる私、はラーメンが、好きなのである。

当然のように、昼頃にラーメンを食らった。美味いものであったが、値段の630円が、とても気になる。

福岡のラーメンは、500円代だと思っている。もちろん安ければ安いほど良いし、580円くらいまではまだ良い。しかし600円を越えると話が変わってくる。その場合は、よほど美味い思い出を提供してくれねば、私は認めない。それも油ギトギトの旨さではなく、しっかりとした味の深み。もしくは私の味覚にドストライクするやつ。

 

正直に言えば、私はラーメンは、味は程々で良いのである。大事なのは値段とのバランス。500円前後でいかに味を高められるか、そういう競技みたいなもんだと思っている。

福岡においてラーメンとは、二郎系のようなボリュームや、家系のような濃い味を求めるものではない。ドロドロの豚骨であったり、トロトロのチャーシューなど不要。代わりに値段を安く、かつ毎日でも食べれるくらいの濃さ。それが福岡のラーメンである。と私は思っている。

例えば塩のおにぎりのようなもので、例えば貴方が普段「米」を食べれない環境にいる時、「米」が食べたいと思った時、手に取るのはチャーハンや鶏飯ではなく、塩のおにぎりではないだろうか。丼ものでもオムライスでもなく、「米」が食べたいなら、塩のおにぎりではないだろうか。

私は、ラーメンとは、そういうものだと思っている。

もちろん、他のラーメンが駄目という訳ではない。家系は普通に好きだし、大阪の好きなラーメン屋は油の破壊力に溢れているし、私の一番好きなラーメンは650円する。

そうではなくて。なんだろう、食の好みとかではなく、文化の話。安くて上手くて毎日食べれる、もはやそれが「福岡のラーメン」としての文化だと思っているし、結構同意してくれる人はいると思う。

とにかく、私はラーメンが好きなのである。

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