ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

カタルシステム

 

 

 

 

2021/6/14

 

カタルシステム

 

朝から映画を観ながら、一日を仕上げていく。

なんとなく、今年の4月から来年の4月にかけて、100作ほど観てやろうという野望を持っている。本と映画、合わせて100作である。

100という数字に特に意味はないが、私も作品を作ってる身として、日々の作品の鑑賞は義務であると思っている。1年で100作観ればまぁ、その義務は果たせるだろうと思う。1年は52週、週に1冊の本と1冊の映画を観れば大体100。悪くないペースだと思う。

さて現在6月。早くもペースは遅れております。週2作、実はそれほど楽ではない。いや、映画も本も楽しいのですが、なかなか時間がまとまらない。仕事もあるし作業もあるし、ギターも弾くし曲も作るし、ゲームもしたいし、携帯を観ながら虚空を眺める時間も、ほら、あるし。現代、時間はバラバラに散らばってしまって、片付けるのは結構、手間。

それでも、やはり作品は良い。映画を観る120分は、携帯を観る120分より50倍くらい凝縮されている。バラバラになっていない集中した時間。脳と感情の動きをコントロールして、最大の結果をもたらす。こんな時代だからこそ、このカタルシスをしっかりと刻んでいかねばならんと、私は思います。

現代、最近はユーチューブで映画を10分くらいで紹介する動画が流行っていたりしてるらしいですが、あれはダメです。滅ぶべき。然るべき時間を使って、然るべき感動を。でなければ作者に無礼であります。お前の話も倍速で聞いてやろうか?

時間ないのはわかりますけどね、映画とかってそういうものです。本もそう。頑張りましょう。頑張ってでも観るものですよ、映画や本は。